中学受験は現在、前倒しにどんどんなっていて、塾をスタートさせる時期が小学校1年生、2年生になっているところも少なくありません。
しかし、まだ小学校に入ったばかりの子どもたちが、当然のことながら中学受験の問題ができるわけがないので、むしろいろいろな力を低学年のときには養っていかないといけない。
考える力も大事ですが、一方で体力も大事。
スポーツをする時間、遊ぶ時間も子どもの成長には不可欠です。
ですから、私共は中学受験のスタート時期は4年生の3学期(2月)に設定しています。
それ以前には、四則計算ができるようになってほしいし、たくさん本を読んでもらいたいし、またひとつやふたつぐらいの習い事はやって、練習する→できるようになるというプロセスをぜひ体験してほしいと思うのです。
スポーツはみんな、最初からできるわけではありません。
しかし、練習するからできるようになる。
この体験は勉強でも役に立ちます。
練習するからできるようになる、勉強するからできるようになる、同じことですから、4年生までにそういう経験をぜひ積んでもらいたい。
早く塾に行かなければいけない、ということはありません。