計画は親が作って、子どもに与えた方が簡単だという考え方があります。
しかし、これは、子どもの気持ちに沿っていない。子どもたちにとっては、ただやらされているだけ、になりやすい。
だから、何を目標としてこの勉強をするのかも余り考えない。ただ、答えを書く、ただ覚える、というだけのことになりやすいから、実際にはすぐ忘れてしまうことが多いし、ちゃんと理解していないから、またやり直さないといけなくなる。
なので、計画は一緒に考えましょう。
そして、この勉強は何のためにするか、をひとつひとつ確認しておくことが大事です。
例えば子どもたちの大嫌いな計算練習。
これはただ、計算問題に強くなるだけではなく、算数や理科の問題を正確に解くために必要な力を身につけるためのものです。
だから、絶対に正解にならないといけない。
なので、私は数を減らして。その代わりに絶対に間違えない練習をしてもらいます。
絶対に間違えないためには、見直しをすればいいだけのこと。しかし、計算練習をたくさんしている子は、多分、見直しはしない。
なのでミスが出るのです。
計算練習は間違えてはいけないものだ、ということを本人が納得できれば、3問の練習でも力がついていきます。
というようなことを、ちゃんと子どもたちに伝えることが大事。
だからがんばろうね、となれば、子どもたちも計算に取り組む態度が変わってくるでしょう。
ただ、それがわかる学齢というのは、ちゃんとあるので、その時までちゃんと待ってあげることも大切なことです。