勉強する順番はそう変わるわけではない

どこの塾でもカリキュラムを作るわけですが、しかし、その順番というのはそう変わるわけではありません。

例えば理科でいえば、どうしても生物や地学の分野が先に来る。

算数で比と割合を習ってからでないと、物理や化学のようないわゆる理科の計算問題は扱えないからです。

また、算数も、小数、分数があって、その次に割合があり、さらに比と進む。先に比を習っても良いのですが、しかし、そうなるといろいろ不都合が出てくる部分があるので、こういう順番になる。

そして円周率の問題があるから、小数を習ってから円や扇形になるわけで、まあ、そこはどこでも変わらないのです。

問題はスピードなのですが、しかし、やはり中学入試に出題される範囲というのは概ね5年生と6年生で習うことがほとんど。

だからそれまでは基礎を学んでいるわけで、だったらそれほど慌てなくても大丈夫なところはある。

それを早くから競争させて、というのはある意味塾の営業戦略みたいなところはあるわけで、みなさんが冷静に考えれば、そう煽られる必要もない。

自宅でしっかり算数の基礎と国語の読解を学んでいれば、4年生の2月からで十分に準備はできます。

だから家庭での教育に重きを置いた方が良いと思っているのです。