子どもたちに、いろいろ言いたいことはあるでしょう。
ただ、それが親のフラストレーションの解消になってしまうと、まず効果はありません。
子どもたちにとっては怖い。怖い以上、すでに聞いていない。反抗期になれば、すべて無視する、という流れになります。
誰も自分の行動について、もう一度考え直す、というのはそれなりの時間が必要だし、そのきっかけは冷静な時間でなければなりません。
だから、子どもたちに注意するときは、静かに話す必要がある。
これがほぼできていないから、注意して親が後悔することになったりするのです。
また、話しているうちにだんだん相手の態度が気に入らなくて爆発してしまうこともあるでしょう。
でも、考えてみてください。これが部下だったら、取引先だったら、そんなことはしないでしょう。
結果を出すにはどうすればいいのか、そこに頭が行くはずです。
子どもたちに注意するコツは「どうやれば結果が出るのか」を優先することです。
自分が親だから、自分がお金を出しているのだから、ということにあぐらをかいてしまうと、何も結果が出ません。
子どもたちはまだ幼いのだから、まずしっかり愛されている、という状況が分かった上でないと行動はできません。
本当にそうした方がいい?パパが言うんだったらそうしてもいいか。
ぐらいに思われることが必要なのです。
そう、最初からうまくいきません。だいたい注意されることがわかっていると、子どもたちはちゃんとディフェンスをしてしまいますから。
そこを考えながら、台本を考えてみてください。
土台、台本がなければうまくはいかないのです。