やることを小分けにする

私は計算問題は1日3問で、良い、と言います。

これは実際にやってもらえばわかるのですが、大人でも1回に20問も、分数小数の混合算をやるといやになります。嫌になるから、いい加減になる。これをこなすには相当ポジティブな感情を持っていないと続けられません。

しかし、3つなら終わる。そして、それでも毎日やると1095問になるのです。

だから、やることを小分けにして、「すぐ終わる」と思わせることは大事。

実際にやるときに、「さあ、やってしまおう」と思ってやるか、気が乗らずにやるか、で随分差が出ます。

なので、勉強する計画を立てるとき、同じことをやるのはせいぜい50分まで。

これはひとつの試験時間の平均ですが、これ以上やっても、まずは能率が上がらないし、子どもの集中力も続かない。

だから小分けにして、やることを変える。

15分単位で変えても良いでしょう。そういうことができていくことで、子どもたちが達成感を味わうことができれば、自信につながっていきます。