自由形か、管理型か

通学距離、難度、附属校か受験校か、男子校・女子校か共学校か、いろいろな要素があるわけですが、しかし最も重要なのは子どもとスクールカラーの相性です。

それぞれの学校には学校創立以来脈々と培ってきたスクールカラーがあります。

特に顕著なのは、自由形と管理型。

自由形というのは、子どもたちの判断になるべく委ねる。自分で決めなさい、自分で考えなさい、という学校。その分校則はないし、制服もない、というところがあるわけですが、一方でつい自由と奔放をはき違えてちゃんと勉強しなくなる子もいます。

一方、その反対が管理型で、生活や成績をしっかり管理する。宿題は多いし、やらされることも多いから、先生に反発することもあるが、一方でその流れにのれば結構いろいろな力が伸びる。

どちらが合うか、ということで入学後の伸びがやはり大分違います。このスクールカラーは附属校と受験校での違いとは一致しない。

附属校でも管理型があり、自由形がある一方、受験校でも管理型があり、自由型があるのです。

どちらが合うか、まずお子さんのことを考えてみてください。