ここのところ、中学受験の弊害として親子バトルが指摘されることが多くなりました。
つい成績のことや、日ごろの勉強、態度などが原因で親子バトルが起き、子どもたちを感情的に怒る、あるいは叩く、というようなことが起きているという指摘があります。
いずれにしても暴力は良くないが、しかし、そこまでいかなくても親が感情的になることはあるでしょう。
その原因は「施恩」の論理です。
親はこれだけ頑張っているのに、なに、その態度!
これまで大変だったのに、なぜ勉強しないの?
してあげてるでしょ!という気持ちが強いから、感情的になりやすい。
しかし、それは親が選んだ道なのです。
私は良く「子どもがすることだから」という言葉を使います。
これは大人の自戒を込めて、そう思っている。
そう大人のようにいろいろ気を遣えるわけでもなく、うまくいかないことだってある。
でも子育ては楽しい、面白い、からまた次を考えよう。
そうやっていると、子どももだんだんそれに合わせてくるものなのです。言えば当然言い返す。じゃあ次にどうしようか?と言えば次を考えるようになる。
なかなか大変ではあるのですが、子どもは存在してくれていることが親にとって喜びであることを決して忘れてはいけません。