同じ学校でも中学と高校で偏差値が違うのはなぜ?

同じ学校でも、高校受験の偏差値と中学受験の偏差値では違う、という学校があります。

中学受験では40台、というので、まあ、見送った学校が高校受験では突然(!)60台になっていたりする。

という現象は良くある話です。でも開成や筑波大駒場は最早変わらない。偏差値は72ぐらいがもう最高値で、それ以上上がりようがないからですが・・・。

で40台から60台に跳ね上がる理由は、集団にあります。

中学受験の受験率は13~14%。したがってその集団での偏差値になりますが、高校受験の受験率は90%を超えますから、その集団で考えると、20ぐらいの差が出るのは当たり前の話。

で、実際に高校受験ではそれぐらい難しくなる、ということなのです。

だから中学で受けた方がお得、と考えるか、中学のうちは、もう少し上を考えていようと思うか、それはいろいろあるでしょう。

ただ中学受験の段階で40台だからといって、そう悪い学校ではない、と言う認識は持たれていた方が良いかもしれません。

実際にこれらの学校に高校で受験するのは案外難しい。しかも現在は大学同様に推薦枠が大きくなっていて、一般受験というのは定員自体が少なくなっているので、中学では楽勝だったのに、と思う学校に苦戦するケースは多いのです。

今年も1年間ありがとうございました。

良いお年をお迎えください。