根気がない子への対応

中学受験を始める子どもたちを見ていて、やはり幼い子は準備が大変だなとは思います。

では、何が一番問題なのか、ということになると、やはり根気がない。

がんばって、ここまでやろうね、というところがなかなかできない。あとちょっと考えてみれば、と思うのだが、すでに本人は「わからない。もう無理。」モード満載。

だから、お父さん、お母さんも勉強させようとしてイライラするかもしれません。

でも、こういう子どもたちの様子を良く見ていると、ちゃんとゲームは頑張ったりしているのです。

敵にやられたら、もう一度やりなおす、とか。つまり、そういう素質がまるでないのか、といえばそんなことはない。

ただ、ちょっとやる気がなかったり、自信がなかったりするだけなのです。

その分、成功体験をさせていくと、少しずつ自信が出てくるし、やる気も出てくる。が、問題なのはそれが塾のペースとかけ離れているから、いつまでたっても追いつかない、みたいな感覚に親が陥ってしまうことにあるかもしれません。

塾のペースはとにかく、今、早いのです。そのペースに合わせたら、ぜったい仕上がりは早くなるに決まっている。その分、あとの調整が難しい部分もあるわけで、だから塾のペースの合わなくてもいい。

その分、ちゃんとできたり、がんばったりしたら、褒めてあげてください。

本人はがんばったのだから、そこが認められないと、次の一歩を踏み出すことはできません。