締め切りの自由

どの塾でも、カリキュラムは決まっていて、そのカリキュラムに併せて昇降テストや組み分けテストがやってきます。

しかし、どの子も同じように進めるわけでは実はない。その週忙しいことはあるかもしれないし、またまだよくわかっていない、という場合もあるでしょう。しかし、そういうのは基本的に許されない、締め切りがあるわけだから、まあ、有無を言わせず試験は受けなければなりません。

試験を受けなければいけないのは仕方がないとしても、それでクラスが昇降するとやはり子どものモチベーションにも問題が出てくる。だから、クラス落ちを避けるためにテストを受けない、という子もたまにいるそうですが、しかし、そう何回もは許されない仕組みになっているそうです。

フリーダムは毎週カリキュラムが決まっていて、4回に1回月例テストがやってくるように出来ています。しかし、そのペースは勉強の進み具合によって違ってきます。

で、スタディールーム、スタディールームオンラインとも個別に進むから、先に進むこともできるし、後から受けることもできる。

5年生から海外でスタートした子は、半年遅れで月例テストを提出したこともありました。しかし、大事なことは、わかってからテストを受ける、ということで、別にフリーダムの場合は昇降がないから、それでも構わない。

納得してから、テストを受ければそれなりに点数も良くなるし、わかった、ということが納得できるので、それはそれでも良いわけです。

今の子どもたちの様子を見ていると、算数が好きで、算数だけばく進している子。逆に算数だけ、ゆっくり進んでいる子もいます。

またシステムで勉強するのが気に入って、先までどんどん進んでいる子もいます。

別に早く終わる必要はないが、無理して遅くする必要もない。簡単だと思うところは進み、大変だと思うところはゆっくりやれば良いのです。

例えば、終わらない課題については、空いている曜日を使って自分で勉強する。それでもわからなければ次の授業のときに聞けば良いので、その調整も学習管理者と相談すればいい。

子どもたちも自分の次の課題をどこで、どう実行するのかがわかるので、その週の過ごし方を決めやすい。

最終的に入試に間に合えば良いので、習い事や学校行事などとも併せて勉強を進めて欲しいと思います。

そもそもなぜオンラインなのか?

中学受験の内容は小学校で学ぶ内容と大きくかけ離れています。

これは、中学受験の問題が「小学校で習った」ではなく「小学生でもできる」という視点で作られるからです。そもそもやさしい問題を出したら、みんなできるから、入学試験にならない。

入学試験だから、当然差ができないといけないので、したがって「小学生でもできる」ということになったわけですが、いろいろな小学生がいるわけだから、まあ、ある程度範囲を決めないといけない。

それが、例えば算数は「二次方程式、二次関数」は使わない範囲。基本的に一次関数、一次方程式の流れでできる範囲ということになっています。図形、立体図形も同じ。だから円の面積は出ても、球は出してはいけないわけです。

というようなことがあるから、したがって何を勉強すれば良いの?ということになると、これはもう塾に行くしかない、ということになっていたわけです。

しかし、たくさんの受験生がいれば良いのだが、時代は少子化です。したがって塾も競争しないといけない。だから塾の囲い込み競争というのが始まっているのです。

それは以下に早く自塾に生徒を入れるか、ということなので、今は1年生からとか2年生という塾も出てきました。

また、通塾日も増えました。これは共働き家庭が増えた、ということもあるのですが、暇にしてしまうと、他の塾や個別指導に行ってしまう。だから、なるべく自塾で囲い込むために、通塾日を増やしているのです。

だから、子どもたちは本当に負担が大きい。週4日、5日ということになると、もちろん友だちとも遊べないし、野球やサッカー、あるいは音楽などの習い事も早々に切り上げないといけない。

これはいけない、と思ったのです。

ではどうするか?

実際に今は、いろいろな教材があるので、何を勉強しなければいけないかは道筋が立っています。フリーダムもそうですが、他でもカリキュラムを作って勉強できるわけだから、あとは自分でやれば良い。その分、時間を自由にして、勉強する時間、遊ぶ時間、習い事をする時間、全部家庭が決められるようにすればいい。

というので、オンライン学習にたどり着いたわけです。

で、今はシステム的にもいろいろなことができるようになったし、さらに先生がオンラインで個別に指導もできるようになったわけだから、別に塾に行かなくても受験準備ができるのではないか?ということでフリーダムはスタートしました。

で、これまでにオンラインで志望校に合格していった子どもたちがいますので、何の不安も感じていません。

が、多くのみなさんはホント?と思っておられるでしょう。

でも、オンラインで中学受験をすることは可能だし、それも2年間で受験勉強はできるのです。それはやはり個の視点に立った勉強だからでもあるのですが、いずれにしても、子どもたちの負担を軽減して、もっといろいろなことができる時間を過ごしてもらいたいと思うので、私たちはオンラインにこだわっているのです。


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2年間の受験準備でも上位校には合格できる





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時差

子どもたちが学校を終えて勉強しやすい18時~20時という時間を時差で考えてみると、以下のようになりました。

シンガポール 時差1時間  日本時間 19時~21時

バンコク   時差2時間  日本時間 20時~22時

ドバイ    時差5時間  日本時間 23時~1時

パリ     時差7時間  日本時間 1時~3時

ロンドン   時差9時間  日本時間 3時~5時

ニューヨーク 時差13時間  日本時間 7時~9時

ロサンゼルス 時差16時間 日本時間 10時~12時

ホノルル   時差19時間 日本時間 13時~15時

大リーグ中継が日本時間で午前中にあるのも、そのためですね。オンラインで個別指導ができる地域は結構あるのです。

必要だと思われたら、ご相談ください。


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フェーン現象





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帰国枠の学校別対策

海外に在住する子どもたちの中学受験は、最初とにかく受験参考書と問題集を持って行く、ということからスタートしました。

いつ帰ってくるかはわからないが、とにかく受ける準備をしたい、ということで、学校の方も少しずつではあるが、帰国子女の枠を作り始めたのです。

で、海外赴任が多くなる時期、塾も海外に進出しました。

特に日本人が多い地域を中心に、日本の子どもたちが通う塾ができて、それは今でもそれなりにがんばっています。

で、コロナ禍で今度はオンラインも使われるようになった。

時差の関係はあるものの、個別指導も可能になりましたから、日本の子どもたちと同じような勉強ができるようにはなったのです。

しかし、一方で海外赴任の数が減ってきており、帰国子女枠をどうするか、というのは学校側にとっても喫緊の課題になっています。

英語ができる、というのは、大学受験には明らかにプラスになるので、戦力としては欲しいところではあるものの、やはり各校間の取り合い、というところもなくはないので、やはり上位校に人気は偏ります。

したがって帰国枠もやはり学校別対策が必要になってきているのです。


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帰国後英語を活かしたい

海外在留の場合、インターナショナルスクールに進んで、海外の大学を受けるか、日本に帰ってきて、日本の大学を受けるか、というのはちょっと悩みどころではあります。

ただ、駐在の場合はやはり両親が日本に帰ることが前提なので、子どももやはり日本の学校に戻ることになることが多い。

その場合、これまではどうしても、帰国枠を考えないといけませんでした。

で、実際に帰国枠は定員が少ないと言えばすくないのですが、英語が出来るとかなり有利なところもある。

高校受験以上になると、英語ができるのは結構有利なのですが、今は中学受験でも英語ができるのはプラスに働く。

なので、帰国枠で英語受験を選ぶことができるのであれば、先に帰国して中学受験という手も良い選択だと思います。


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学校別特訓がない学校を第一志望にする場合








近くに塾がなくても

中学受験準備ができるのがオンラインの強みです。

近年、子どもたちの負担が増すばかりですが、実際にそんなに大変なことをしなくても、多くの学校は合格できる。

一部の学校は、難しいところをやらなければいけないところはあるけれど、それは全員がやらないといけないことではない。

しかし、割と全員にやらせているところは多いのです。

オンラインは家庭が中心になって自在にやる勉強を組み立てられるのもメリットです。

プロの先生と相談しながら、これはやる、これはやらない、としっかり分けて取り組めるから、そんなに大変なことをしなくても済むのです。


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過去問の記録をつけていくと


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英語が出来る子が増えてきて








過去問が解けるようになってきた

やはり勉強が進むと、過去問も解けるようになってきます。

夏休みに進めている過去問の進みが良いので、聞いてみると
「結構、慣れてきました!」
という返事。

なるほど、どういう感じの問題で、この辺が難しく、ここは逆にちゃんと取らないとまずい、みたいな流れが見えてきているのです。

やはりやれば、それなりに点数が取れるようになってくる。

そうすると、また本人もやる気が出てきます。

志望校の過去問は、取っておくものではなく、徹底的に使い倒すものです。


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手を出しすぎない


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過去問は待たなくて良い








進んでるねえ

WEBワークスは夏期講習で回期が決まっていますが、それは、子どもたちが自由に進んで良いことになっています。

この日はこの回ね、と決まっていない。全部セットされているので、自在にできる。

だから夏期講習をどんどん自分で進んでいる子もいます。

予定をチェックしていると、随分先までがんばっている子がいるので、「進んでるねえ、がんばってるね。」と声をかけました。

自分で自分のペースをつかんで行くと、自分でやりたいと思う分、どんどん進めるから、楽しいのだそうです。

ま、この夏ぜひ、結果を出してもらいたいと思います。


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突然エネルギー切れ


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オンラインは災害に強い








解答を写す

算数の宿題で解答を写す、という手に出ている子がいます。

算数ばかりではなく、他の教科でも答えがわかっていれば、写す。

だから、それでは力がつきません。

が、しかし、時間を創るという意味では正解だったりする。

「だって過去問やる時間がありません。」ということのようです。

まあ、それなら塾はやめた方が良いかもしれない。

やり方、考えた方が良いかもしれませんね。


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塾の費用も上がっているが、


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本当の勝負は秋








6年後半、親の頑張り方で違いが出る

現在は共働き家庭が70%。したがって、子どもたちが1人でいる時間も長いのですが、しかし、それを1人で置いていてはいけない、というので、塾に通わせる。

で、塾の方は、やることがなくなってはいけないので、たくさんの課題を出す。ただ、個々に違いを出すことは不公平につながる、と思っているのか、あるいは面倒なのか、みんな同じに出す。

出すから、家庭は何をやるか決めなくても良いが、とにかく終わらせないといけないから、やる。そして時間がなくなるのです。

この流れを変えるには、親の頑張り方を変えないといけない。

つまり、子どもが1人の時間いても、自分の課題に向き合う手伝いをしてあげることなのです。

志望校が決まり、志望校の過去問の研究を進める一方で、何ができて、何ができていないのかをしっかり整理する。さらに塾の課題を制限して、子どもが本当にやらなければいけないことに絞る。

これは子どもにも実は塾の先生にもできないことなのです。まあ、塾の先生もやろうと思えばできるのだろうが、多分、やらない。

だから、親ががんばることで、差がついてくる。プロの家庭教師がこの時期一気に仕事が増えるのはそのためでもあるのですが、しかし、やはり親が舵を切らないといけないところはあるのです。

子どもはもうそろそろ1人でいても大丈夫で、それよりも時間を上手に使わないと、ホントに間に合わなくなってしまうから要注意です。


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算数の2つのアプローチ


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皆が同じことをできるわけではないから