塾に行かせれば、親は楽?

塾に行かせれば、塾でやることを勉強してもらえればいいから、親が管理する必要はない、ということは決してありません。

塾が、子どもたちを競争させる最大の理由は、親に競争してもらいたいから。

親が競争して、子どもを勉強させてくれることを期待しているからです。

だから、1列に並べたがる。

それで消耗戦に巻き込まれてしまって、親は決して楽ではなくなります。

それよりは、最初から自分で管理して、子どもたちの時間も、親の時間もしっかり確保しつつ、合格を狙っていった方がまだ、楽なのです。

この点は割と見落としがち。

塾に行かせれば親が楽になる、というのは、一部の子の話に過ぎないでしょう。

先生が見守るシステム

システム学習はいろいろなところがやっていますが、参考書+問題集をWEBに置き換えた、という形式が多いだろうと思います。

やればやるだけ、実績はたまるでしょうが、しかし、システムだから本人のモチベーションが高くないと、なかなか続かないところがあるかもしれません。

しかし、フリーダムオンラインのWEBワークスは、先生が見守っているのです。

WEBワークスにはタイムラインというシステムが用意されて、生徒が何をいつ、どのくらいやったか、というのを見ることができます。

それを保護者のみなさまもご覧いただけるわけですが、オンライン側でも先生が見守っています。

だから、チャットで質問をしても、どのくらいの進行状況であるかは、わかっているので、フォローが簡単なのです。

チャットの質問だとついAIを考えられるかもしれませんが、まだまだそのレベルにはないし、AIだと紋切り型になってしまうので、やはりここは生身の先生が必要なところでしょう。

同じ担当の先生が、個別ワークスを担当することもあるので、安心して勉強を進めていくことができるように工夫されています。

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線分図にこだわらない

算数で、図を描くというのは、非常に大事なことです。

例えば面積図だったり、天秤図だったり、いろいろな図を使って解く問題はあるでしょう。ただ、あまりそれにこだわりすぎてもいけない。

例えば、中学受験で方程式を使ったら、記述式では減点になるか?と言われると、あまりそんなことはないでしょう。

ただ、方程式を使えば良い、ということではなく、自在に問題を考えられるようにしていくことが大事だと思うのです。

だから、線分図は最初にいろいろ使う問題が多いと思いますが、あまりこれにこだわってもいけない。

図は視覚に訴えるので、わかりやすい部分があるのですが、一方で図を描くのには時間がかかるという欠点があるから、テストではデメリットも出てくる。

特に受験後半期で、線分図にあまりこだわらないようにしておきましょう。

通塾の負担

これだけ、いろいろな地域に中学受験塾があるので、通塾時間は30分以内になるかなと思いきや、案外そうでもなかったりするようです。

先日ご相談を受けたのは、通塾時間が1時間近くになるということで、それはちょっとねえ、という話になりました。

往復で2時間、今のところ週3回の通塾で6時間、1ヶ月24時間!、1日分なくなっている、みたいな話になって、やはりそれはやめた方が良いのではないか、というお話になりました。

引っ越し前提で中学受験をする場合も、塾が遠い、というケースがあり、やはりその分、オンラインで勉強した方が、能率的だし、消耗戦から距離を置けるのは今の時代、プラスになります。

成績管理は当然、オンラインでもできるし、模擬試験を受ければ、テスト練習に不安はありません。

なので、通塾の負担はやはりしっかり考えてあげた方が良いでしょう。

一貫の高校進学でつまずくケース

本来、中高一貫校は無試験で系列の高校に進学できます。

が、中3の段階で、「推薦できません」と言われる場合がある。これは受験校よりも圧倒的に附属校で起こる。

受験校は、多少成績が悪くても、高校には上げてくれるケースが多いですが、附属校の場合は、放校処置を執るところが多い。

これは、各附属校が、系列大学への進学を競争するからでもあります。

例えば医学部の進学枠だったり、人気学部の進学枠だったりを確保するにあたって、ちゃんと成績の良い子を送っているかどうかを、大学側は考える。

だから、附属校の方が進級は厳しくなるのです。

とはいえ、受験校でもちゃんとやっていかないと、上がったはいいが、大学受験がボロボロ、ということになりかねない。

もう新中学1年生は、頭を切り替えて、進学後のことを考えてもらいたいと思います。

いろいろな試験を受けるメリット

塾での試験というのは、何となく、周りも見えているし、雰囲気もわかっているから、マンネリ化しやすいところがあります。

成績も、そう変わらないというか、まあ、こんなもんかね、みたいな感じになりやすい。

だから、6年生になったら、早めにいろいろな試験を受けてみることをオススメしています。

塾によって、形式も違うし、当然知らない子ばかり、というところで受けるから、入試と同じ雰囲気になりやすい。

そこで、どういう力を出せるのか、カリキュラムが違っているから、いろいろ得手不得手が出てくるかもしれないが、それでも自分で考えて答えを出すことはできるわけで、入試も同じです。

習ったことばかりが出るとは限られないので、その場、その場の対応力が求められる。

その意味で良い練習になると思います。

引っ越し前提の中学受験

引っ越し前提で、中学受験を考えられるご家庭もあります。

そうなると、実は学校の選択範囲が広がる。

例えばお母さんが、子どもと一緒に動く、ということになると、お母さんの通勤がなければ、本当に場所はどこでも良くなる。

これはこれで、結構学校選びが大変です。

最初からここが良い、と決めてから、始めるのなら、シンプルで良いかもしれませんが、志望校を決めないで始めるのはちょっと不安が大きい。

なので、その場合は先に志望校を決めてから、スタートされた方が良いでしょう。

ここに行きたいから、ということで、受験がスタートすると、結構モチベーションの点でも強いですから。

みんなが速いペースについて行けるわけではない

5年生で一応のカリキュラムは全部終えて、1年間演習をしましょう、という塾の考えがあります。

ところが、その塾はそうなっていないというか、6年生の4月〜6月にまた総復習がやってくるのです。

だから、折角早く終わっても、また復習とかしていて、志望校演習が早く始まるわけではない。

かつ、復習だから、できることも多い。

それなら早くやらなくても良かったじゃないか、と思うわけですね。

みんなが速いペースについて行けるわけではないが、ついていけないからダメとは思わず、自分でしっかりやれるペースを作っていきましょう。

そういう意味では個別に進めるやり方の方が、成果は得やすいでしょう。

授業を受けて、復習して、は実は時間がかかる方法

塾に行って、先生の授業を聞いて、復習して、というのは、まあ、多くの受験生が一般的にやっている方法なのですが、しかし、力をつけている時期の勉強法は実は違います。

受験生が一番力をつける時期は、6年生の2学期です。

で、この時期は何をしているのか、といえば、過去問やその他の問題をひたすら解いて、間違えたところを修正し、という作業を続けている。

しかも、その多くは、自宅で行われている、ということなのです。

授業でもやっていることはあるでしょうが、しかし、授業だと先生の解説も聞かなきゃいけない。でもそこはわかってるんだよなあ、と心の中で思っている子はいるでしょう。

本来、受験勉強というのはパーソナルなもので、個々の課題を対策することがすべて、です。

では、なぜ塾に行くのか?と言えば、教える人が少ないから。

でも,今は、いろいろな教材が整っているし、動画もたくさんある。

つまり、自分がわからないところだけ、見れば済むようになっているのです。ここが実は非常に合理的に進められる部分なのですが、しかし、多くのご家庭は「塾に行かなければ、うまくいかない」と思っておられるでしょう。

でも、やはりできるようになっているのは、本人が自分の課題に向き合うからで、別に教室に行っているからではない。

それをコロナ禍はちゃんと教えてくれていたのですが・・・。

塾ではせかされることが多い

普通、塾に行くと「早くやりなさい」とせかされることが多い。

これは、ある意味、当たり前というか、試験は時間が決まっているのだから、時間内に終わらないといけないので、だから急ぎなさい、と言われるわけです。

で、実際に試験を受けて、またせかされる。

授業中もせかされる。

早く答えなさい。

しかし、乱暴な先生がいると、「いいから、とにかく答えなさい」ということになってしまう。

これが良くない。

とにかく答える、というのは考えなくなるのです。

後から預かって、こういう癖がついている子を直すのは大変。

とにかく、すぐ答える。

だから、もうちょっと考えてから、答えてごらん?

まったく逆です。

答えはちゃんと考えてから出す習慣にしましょう。急いでも正解にならないと意味がないですから。