メールマガジン「中学受験 田中貴.com通信」のご案内

平成23年12月から中学受験 田中貴.com通信を月刊で発行しています。
毎月2回、12日と26日にお送りするメールマガジンでは、学校情報、塾情報、学習アドバイスなど、適宜 掲載してまいります。
2025年2月より、メールマガジンがhtml化されます。
お父さん、お母さんの悩みをいかに解決していくか、その方法を田中貴がお話します。

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田中 貴(たなかたかし)
東京教育大付属駒場中・高を経て、慶応義塾大学経済学部卒業。元修学社(学習指導会)社長。退任後複数の塾のプロデュースを担当。
フリーダムオンライン 主宰。

できないのは仕方がない?

塾に入ると、塾のやり方に従って受験準備を進めるのがほとんど、でしょう。

中学受験は小学校の勉強とはかけ離れているため、塾に行かないと何をやればよいのか、わからない、というところは確かにあるのですが、しかし、塾に入った後は塾の言う通りにやらざるを得ないところがあります。

で、結果が出ないのはなぜか?

ということは、あまり考えられていないような気もする。塾についていけないのは、ウチの子ができないからで、仕方がない、みたいな諦めがあるような気がするのですが、実は決してそんなことはないのです。

どうも、この辺、やはりそう信じ込まされているところはあるわけですが、しかし、子どもの個性が違い、子どもの得手不得手も違う以上、同じやり方が一辺倒で通用するわけではありません。

だから、工夫が必要なのです。

別に毎日のように塾に行かなくとも、山のような課題に振り回されなくても、ちゃんと力がつくやり方はある。

しかし、それが「ない」と思われている感じがするのですね。

子どもたちはすべて成長段階だから、ホントは発達段階によってやるべきことを変えないといけないところはあるのですが、塾は全員に同じことをやらせないといけないモデルですから、そういう個別対応はしない。

だからできなくなっている子も少なくないのです。ここはやはり見直すべきところ。

本来つくべき力が時間もお金もかけているのにつかないのはもったいない、と思わないといけません。

ZOOMでの質問対応

先生に質問で、もらった質問がちょっとややこしいので、ZOOMで答えました。

質問の答え方はいろいろあって、ちゃっとですぐ答えられるのもあるし、説明を書いてメールで送るのもありますが、ZOOMで答えるのもひとつの選択肢。

ただ、お互いスケジュールの調整はしないといけないので、いつでも見てもらえる、というわけにはいきませんが・・・。

実際、先生に質問で、結構解決する部分は大きいのです。

結構考えてからの質問だから、それなりに難しい問題が多いですが、しかし、本人も考えているから、よくわかることは多い。

その点、みんな真面目にやっていますね。

寮の管理

寮のある学校は、伝統的な手法で管理をする学校が多く、あまり細かな指導をしない、という傾向にあります。

その分、子どもたちの自主性が育まれる仕組みになっているが、今までいろいろやってもらっていた子どもたちにとっては、やらなければいけないことが増える。

当たり前ですが、他人がやってくれるわけでもなく、また学校がやってくれるわけでもない。

自分でやらないといけない、ということなのです。

その意識改革が上手くいけば、寮はその子の成長にプラスになる。

逆にそれが上手くいかないと、寮生活は子どもの成長にプラスにならなくなる面があります。

だから、寮に行く可能性がある場合は、普段の生活から、自主性を育んでおかないといけない。

何もかも自分でやるんだ、ぐらいの感じで鍛えていくことが大事です。

塾に行っているからできるようにならない?

という先生と先日話をする機会がありました。

まあ、言われることは、みんなと同じことをやっていて、どうして個の課題が解決するのか?ということなのです。

塾はみんな同じことをやらせる。これは当たり前のことであって、それが何か特別なことではありません。

集団塾というのはそういうシステムで出来ているわけで、そこで自分の課題と向き合うのは自分でしかないのです。

問題はそれを小学生がひとりで解決できるのか?という点で、まあ、ちょっと難しいでしょうね。

だからその先生は個別に指導を受けるべきだ、というのです。

それはその通りなのですが、みんなそんなことができるわけではない。

ただ、個の問題をどう解決するのか?

ここはちゃんと向き合っていかないといけない課題なのです。

ネットを使いこなす小学生

は、これからどんどん増えていくでしょう。

ネットは危険である、というのもその通りなのですが、一方でネットは便利である、というのもその通り。

そして、それをどう使いこなしていくのか、を教えて行くのは大事なことだと思うのです。

例えば包丁と似たようなところがある。

包丁は危ない。しかし、ちゃんと使えると、料理ができる。自分で作ろうとする意欲が出てくれば、また興味の幅が広がるでしょう。これはキャンプでも同じことです。

また、木工道具なども危ないかもしれない。しかし、これもちゃんと使える子どもたちはいる。

ちゃんと使い方を教えることが大事。危ないことに近寄らない方法もちゃんと教えていくことが大事なのです。

そこはコミュニケーションの問題。

小学生がAIといっしょにガチガチのシステムを作れる時代になっているので、その点で言えば、英語以上に遅れてはいけない点かもしれませんね。

フリーダムスポット

フリーダムオンラインのWEBワークスを使って生徒指導を行う塾のサイトができました。

自ら学ぶ力を育む中学受験「フリーダムスポット」

私共はオンラインですが、塾で使われているところもあります。

湘南フェリックス

JR東海道本線の「藤沢駅」から歩いてちょっとありますが、子どもたちが通塾してWEBワークスに取り組んでいます。お近くで通塾スタイルをご希望のご家庭にはお薦めです!

代表レベルになれる?

野球やサッカーにとどまらず、いろいろなスポーツや競技をやっている子どもたちは多いでしょう。

しかし、それに集中して良いのか?というのは、親の立場ではいろいろ考える。

ホントに代表レベルになれるのだろうか?と言われれば、なかなか難しいというのはその通りでしょう。

だから、中学は受けさせておきたい、というのもその通りだと思うのですが、しかし塾に行く暇はないというのも現実。

なので、途中でお休みをする子が増えるわけですが、しかし、競技を指導する立場で言えば、ここで休むのはやはりもったいない。今伸びるのに、と思う指導者も多いはず。

ということで、いろいろご相談を受けます。私の考えで言えば、受験勉強は合理化できる。

工夫次第で、スポーツの練習に参加することもできるのです。

以前、合宿中にオンラインで指導をしたこともありますが、まあ、やり方はいろいろあるので、なるべく続ける方向で検討するべきでしょう。

自由は困る?

フリーダムオンラインは、なるべく自由に受験準備を進めてもらいたいと思っています。

時間の自由:自分の都合で勉強ができる。

場所の自由;オンラインだから、どこでも勉強できる。海外でも地方でも、旅行中でもやろうと思えばできます。

ペースの自由;カリキュラムは決まっているが、ペースは自在に決められる。月例テストは自分が受けたいと思ったときに受けられるシステム。

スタートの自由:別に早くからスタートしなくても2年間のカリキュラムですから、自在に短縮できます。

ということなのですが、しかし、決めてもらわないと困る、とたまに言われることがあります。

でも、それで失っていることが多くないですか?

塾は塾の都合で決めるのであって、それは子どもたちにとってプラスになるかどうかは、家庭がしっかり判断できないといけない。

だから自由は大事だと私たちは思っています。








塾をやめてもやることはたくさんあるが・・・

ただ、個別にやることを組み立てるので、余蘊なことをやらなくなります。

例えば志望校が決まってくれば、志望校の出題傾向に合わせた勉強をすることが,優先順位の1位。

別にみんなが同じことをやる必要など、ないのです。

みんな同じことをやらないと、塾は困ります。

だって比べられないから。

しかし、フリーダムの場合は比べることはしない。

なぜ?

個別だから。

元々、狙いが違う子どもたちが、同じことをすること自体が不合理なのです。

だから塾を止めてもやることはたくさんあるが、ちゃんと力になることしかやらない。

また、今無理なこともやらない。

確実にできるを積み上げるから、できるようになるのです。




今日何やるの?

ということになりやすいのが5年生。

6年生もそうかもしれません。

だから、計画を立てていないといけないわけですが、問題集をあちこち、というともう違うことをやっていたり、抜けていたりする。

なので、ワンストップでまとめておくのが良いと思うのです。

WEBワークスの場合、算数をやる、と決まれば、その回をどんどん動画を観ながら進んで、あとは、基本マスター問題と確認練習問題をやれば終わりです。

終わり、というのは大事なので、子どもたちもここまでやればゲームができる、と思うとがんばる。

だから、何をやるかと終わりを明確にすると、子どもたちは「やらないで済ます」ことは少なくなります。