模試の点差に慌てない

10月初旬、公開模試の点数が思うように取れず、自信を失う子がいます。間に合わないと思って急ぐようになると、解けるはずの問題まで雑になりかねません。保護者まで点数に引っ張られ、子どもを慌てさせないことです。

算数が150点満点で30問なら、一問は5点です。70点は半分に届きませんが、正解があと6問増えれば100点になります。答案の上では30点の差でも、問題数にすれば6問です。数字の開きを、そのまま大きな実力差と考える必要はありません。

模試は一種類の問題で多くの学校について判定を出すため、受験者の差が表れるだけの問題数が必要になります。その仕組みを考えず、得点だけで今の力を決めてしまうと、必要以上に焦ることになります。

答案を直すときは、手をつけた問題の数ではなく、そのうち何問を正しく解けたかを確かめます。急いだためのミスを減らせば、得点は数問分変わります。ここから大事なのは、解く量をむやみに増やすことではありません。

塾を離れて準備している場合も、公開模試を受け、その答案から正解率を確かめることはできます。模試は順位に慌てるためではなく、正しく解けた問題と直すべき問題を分ける材料にすればよいのです。

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