質問して終わりにしない

過去問の解説を読んでも、途中からわからない。そこで塾の先生に質問しようとすると、順番を待つ子どもが並んでいます。ようやく説明を聞いたころには、次の授業や課題へ進む時間になり、解き直せないことがあります。

これでは、質問はできても、次に同じ問題が出たときに解けるかどうかは確かめられません。過去問や模試が続く時期は、取り組む量を増やすより、わからなかった一問を自分で解けるところまで戻す方を優先したいのです。

塾を離れて受験準備を進める場合も、質問相手は必要です。家庭から尋ねられる相手を決め、回答を受けた後に、子どもがもう一度取り組む時間を予定に入れます。直接教わる場合でも、オンラインでやり取りする場合でも、説明を受けただけで終わらせません。

子どもは、どこからわからなくなったのかを伝えます。そして説明の後に解き直し、まだ止まるところがあれば、そこを改めて質問する。この部分は子ども自身が進めますが、質問先と時間を用意するのは仕組みの役目です。

個別指導などを加えるときも、家庭が考えるのは、予定を増やすことではなく、その時間で何を解けるようにするかです。質問の予定を入れるなら、解き直す時間も同時に空けておくべきです。