現在は共働き家庭が70%。したがって、子どもたちが1人でいる時間も長いのですが、しかし、それを1人で置いていてはいけない、というので、塾に通わせる。
で、塾の方は、やることがなくなってはいけないので、たくさんの課題を出す。ただ、個々に違いを出すことは不公平につながる、と思っているのか、あるいは面倒なのか、みんな同じに出す。
出すから、家庭は何をやるか決めなくても良いが、とにかく終わらせないといけないから、やる。そして時間がなくなるのです。
この流れを変えるには、親の頑張り方を変えないといけない。
つまり、子どもが1人の時間いても、自分の課題に向き合う手伝いをしてあげることなのです。
志望校が決まり、志望校の過去問の研究を進める一方で、何ができて、何ができていないのかをしっかり整理する。さらに塾の課題を制限して、子どもが本当にやらなければいけないことに絞る。
これは子どもにも実は塾の先生にもできないことなのです。まあ、塾の先生もやろうと思えばできるのだろうが、多分、やらない。
だから、親ががんばることで、差がついてくる。プロの家庭教師がこの時期一気に仕事が増えるのはそのためでもあるのですが、しかし、やはり親が舵を切らないといけないところはあるのです。
子どもはもうそろそろ1人でいても大丈夫で、それよりも時間を上手に使わないと、ホントに間に合わなくなってしまうから要注意です。
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事
算数の2つのアプローチ
今日の田中貴.com
皆が同じことをできるわけではないから
