お手伝いをする子に

お手伝い、してもらってますか?

お母さんが仕事から帰ってきて、夕飯の用意をする間、あるいはそれ前に、お母さんのお手伝いをする子がいます。

ご飯の準備をしたり、洗濯物を取り入れてたたんだり、掃除をしたり、いろいろ。

でも、そんな時間、勉強してくれたら、と思われるかもしれませんが、いえいえ、そういうことはちゃんと後に役に立つ。

お母さんから頼まれたことをちゃんとやってくれる子は、なに、自分で勉強することもきちんとできるし、先先の勉強もしっかりやるからあまり心配をする必要がありません。

問題はその逆な子。

お母さんの支度が遅いとブチブチ文句を言うくせに、その間自分で勉強していることはない。

何かを頼まれれば「え、僕がやるの」とふくれっ面をしているし。

まあ、そういう子は、やはり甘やかされて育ってきたところがあるのです。してもらうことになれてしまい、それが当たり前になると、自分でやる、ということからは縁遠くなる。

してもらえないと不満になり、なかなか自分でやろうとしなくなる。

本当は受験勉強を始める前に、ちゃんとお手伝いができる子にしておくと良いのです。それなりに家で子どもが果たす役割をしっかり持たせていることが大事。

お手伝いをする子には、親も当然感謝するし、ありがとうと言われてうれしくない子どもはいません。ただしてあげるだけの存在にしてはいけません。