子どもが勉強するにあたってごほうびをどうするか、というのは結構良く悩まれるポイントのようです。
勉強するのは当たり前なので、ものでつっていいのか?というジレンマが出てくるわけですが、そんなことに気を遣う必要はありません。
ご褒美というのは、ほめることと一緒なのです。
昔、軍隊では若い青年将校が何か功績を残すと、幹部が正装で迎え、勲章を渡しました。今でも勲章があるわけですが、これはすべてご褒美です。
そしてご褒美というのは相手を認めることです。だからご褒美を物で釣る、とすり替えてはいけないのです。
ただし、ご褒美はあくまで本人の努力に対して考えるべきです。
偏差値が上がった、クラスが上がったで、ご褒美を出してはいけません。結果ではなく過程に対してご褒美をあげる。
2ヶ月間、漢字の練習を続けたら、ご褒美。計算テストを毎日3問ずつ100日間がんばったらご褒美をあげて良いのです。
偉かったね、というより、ご褒美をあげた方がよほど子どもたちはほめられた感じがするでしょう。高価なものをあげる必要もありません。でも、ちょっとしたものでも、子どもたちにはうれしいのです。