中学受験の勉強でいちばん大事なのは、たくさん時間を使うことではありません。今の子どもに必要なことへ、時間をまっすぐ使うことです。
その点で、オンライン塾とオンライン個別指導の組み合わせは、かなり現実的な選択肢になります。決まった曜日に教室へ通い、全員同じ授業を受け、同じ宿題をこなす形に比べると、時間の使い方がずっと自由になるからです。
オンライン塾では、基本となる単元学習や演習を進めることができます。動画や教材を使えば、わかっているところは速く進み、あやふやなところは止まって確認できます。移動時間もありませんから、その分を復習や休憩に回すこともできます。
一方で、オンライン塾だけでは、子どもごとのつまずきをすぐに直しきれない場合があります。そこでオンライン個別指導を組み合わせます。算数の図形で手が止まるのか、国語の記述で設問に答えきれていないのか、理科社会の知識が抜けているのか。今困っていることに、そのまま授業を当てることができます。
これは、時間の使い方として非常に効率的です。全員に必要な内容はオンライン塾で進め、本人だけの課題は個別指導で直す。わかっている単元を何度も聞く必要はありませんし、逆に苦手なところを置き去りにする必要もありません。
塾に通っていると、どうしても塾のカリキュラムや宿題に生活が引っ張られます。もちろん、それでうまくいく子もいます。しかし、志望校も違えば、得意不得意も違います。全員が同じ順番、同じ量、同じスピードで進むことが、いつも最善とは限りません。
オンラインを上手に使えば、家庭の予定にも合わせやすくなります。共働きで送り迎えが難しい家庭、習い事を続けたい家庭、遠方で通える塾が限られる家庭でも、学習の形を組み立てやすい。夜遅くまで移動する負担も減ります。
大事なのは、「オンラインだから楽をする」ということではありません。むしろ、何をやるかをはっきりさせる必要があります。今週は割合を直す。次は物語文の読み方を確認する。過去問で出たミスを個別指導で直す。そうやって目的を絞ることで、学習の密度が上がります。
受験勉強は、ただ量を増やせばよいわけではありません。子どもの課題を見つけ、その課題を解決する時間を確保することが大切です。オンライン塾とオンライン個別指導を組み合わせれば、その時間を作りやすくなります。
通塾するかどうかだけで考えるのではなく、わが子に必要な勉強をどう届けるか。そこから考えると、オンラインを軸にした学び方は、かなり有力な選択肢になるはずです。