学校別対策が効率化のカギ

これまでの中学受験の歴史の中で、各校がいろいろな想いで問題を作り、各塾がそれに対する対応を考えてきたので、本当にすべてのことをやろうとすると莫大なエネルギーがかかります。

現在の範囲は学校の内容でいえば、中学2年生まで、という感じではあるものの、それをはるかに越えていると思える問題もあり、まあ、そこまで対策を考えるのはなかなか難しい。

一方、子どもたちが行く学校は1校なので、何校合格しようが行く学校は1校ということを考えれば、「一番行きたい学校に行けるようにする」というのが良いわけで、そうなれば、やはり学校別対策をしっかりやるということが、受験勉強効率化のカギです。

したがって5年生までは基礎を重点に学習し、志望校を決めてからは、なるべくその出題傾向に合わせた演習を積み重ねていくことが望ましい。

その学校に出ないことは、まあホントのことを言えばやる必要はない、と思っていいのです。

が、塾はいろいろな学校に対応することを大義としているので、範囲がここのところ広がり続けています。それを正直にやり過ぎると、いつまでたっても終わらないということになりかねない。

まずは出ることをしっかり練習していきましょう。