通うことになるのは1校だけ

中学受験は、一人の生徒が受験する学校は平均6校ぐらいになるようです。

まあ、何校か合格するでしょうが、しかし、行ける学校は1校だけ。

複数合格すると、こちらも行きたい、あちらもいいかも、と思うかもしれないが、しかし、結局行ける学校はひとつだけ。

だから本当に行きたい学校というのは、ある程度絞っておかないといけないのです。

しかし、入試の結果、本当に行きたい学校に行けないという場合もあるでしょう。

だから、あまり思いすぎない方が、というのは間違い。

やはり、行きたい学校があるから受験勉強をするわけだから、その優先順位を間違えてはいけません。

行きたい学校をまずしっかり考えることは、受験勉強を続けて行く上で、とても大事なことです。

入試見学に行ってはいけません

いつの頃か、5年生が入試の日に入試会場を見に行くようになっていたのですが、コロナ禍で各校から、自粛するように指示が出ています。

しかし、コロナが終わったからというので、出かけるご家庭があるかもしれませんので、止めた方が良いというお話しです。

1年前だから、気持ちを引き締めて、という狙いがあるかも知れませんが、新6年生にとってはそれほどまだ入試に対してピンと来るわけではないし、かえって現受験生の邪魔になる可能性もある。

校門前に人がごった返すと本当に危ない感じがします。

だから別に入試見学をする必要はありません。

くれぐれも出かけないように注意してください。

早めに親が過去問を見るのはプラスになるかも

何となく、中学受験を始めないと、ということで塾に行かせているご家庭もあるかとは思うのですが、しかし、それ以上に、考えてる学校の問題を、親が早めに見ておくのは大事だと思います。

四谷大塚は、多くの学校の過去問をデータベース化して見せてくれていますから、こんな学校どうだろう、と思ったら、過去問を見てください。

そうすると、こんな理科の問題が出る、とか、こんな国語の問題が出る、ということがわかってくる。

直前になると、なかなか対応が難しくても、小さい時なら、まだいろいろ手を打てる。

例えば、植物を育てる、昆虫を飼う、理科実験をする、作文を書く、いろいろ。

そういうことの方が、実は早く塾に行くより効果的なのです。

6年生で慌てて、嫌いな植物の対応をする、って、小学生でも難しいですから。

第9回 算数に力を入れる

■ 中学受験は算数で決まる、と言われます。

■ これは、算数の1問配点がどうしても多くなるから。多くの学校で1問5点ぐらいの配点になりやすく、さらに問題がすくないと配点は多くなりますから、差がつきやすい。

■ 一方、理科や社会は1問1点という学校が多いので、算数の失点を他の教科でカバーできないところがある。

■ だから、まずは算数、と思ってください。

■ ただ、今の受験は科目バランスの悪い子は合格しにくい。算数だけ出来ても、他の教科ができないと合格しません。

■ 算数に力を入れるのは良いが、他の教科に手を抜かない。ただし、暗記は最後に回せるので、最初から飛ばす必要はありません。

子どもが本当に好きなこと

子どもが本当に好きなことを見つけてあげられたら、それは子どもたちのいろいろな能力を伸ばすチャンスです。

例えば、子どもが野球が好きになった。

練習を一生懸命する。ということは努力のやり方を考えられるようになっていくでしょう。

チームプレーだから、チームメイトのこともいろいろ考えられるようになる。ということは人に思いを寄せられる。

という具合に、いろいろ成長のチャンスが出てくるわけです。

だから、子どもが本当に好きなことを見つけてあげられれば、それはそれでうまくいく。

本当はゲームよりも面白いことを、子どもたちは探しているのではないでしょうか?

子どもの進む道を決めつけない

これから時代は大きく変化していきます。

今まで、大学を出て、優良企業に就職して、というのがひとつの流れであったかもしれませんが、しかし、そういう企業もいろいろ変わっている。

時代が変わるにつれて、必要とされる企業も変わるから、また何が良いとは決められないところがある。

しかし、それを決めて進むのは子どもたちですから、子どもたちに任せれば良いのです。

親がこうでなければ、と考えすぎないのが大事。

その余裕が、子育てにおいて必要な時代とも言えます。

子どもたちの力は多方面にあり、それがどう伸びるかは、これからまた変わっていくでしょう。ですから、自在に対応できるようにする、というのが一番良い方法です。

小学校受験、中学受験、高校受験、どれにしよう?

一般的に言えば、大学受験以外にもう1回受験する、という感じなのですが、強者はいて、小学校、中学校、高校と全部受験した子もいます。

まあ、一番うまくいったのは大学受験でしたが、やはり受験は大変。

で、ここに来て中学受験も過熱しているし、小学校受験は元々も大変だし、高校受験は私立が少なくなっているから、これもまた大変ではあるわけですが、どこが良いと段々言えなくなってきています。

だったら、高校受験にしたら、というのもひとつのアイデア。

ここは全員が受験するし、まあ、子どももそれなりに大きくなっているから、親が何とかしないといけない、ということにはならない。

そういう意味で言えば高校受験は親の手が一番かからないでしょう。

一番かかるのは小学校受験であることは当然。子どもたちは本当は何をやっているのか、ピンときてはいないのでしょう。

中学受験はその次に親の手間がかかりますが、その分、親が受験のデメリットをカバーしてあげられているところはある。(逆もありますが・・・。)

私立に入るという点では、中学受験の門戸が一番広いから、まあ、ここがひとつ頑張りどころ、ということになりますが、高校受験も決して悪いわけではありません。

公文は必要ですか?

公文に通っている子どもたちはたくさんいると思います。

公文式は、計算力を培う部分ではなかなか威力を発揮すると思うのですが、まあ、計算力を養うにしてもいろいろな方法がある。

ただ、親からすると朝いっしょに起きて、子どもの勉強につきあうぐらいなら、公文に行ってもらった方が楽、というのはあるでしょう。

別に行かなければいけないとは思わないが、行く必要がないとも思いません。

ちゃんとそれなりに力がつくようにできている。

基礎訓練ですから、はっきり言えば、退屈です。それでもちゃんとやりきれる力がついてくるのは、注目すべき点だと思います。

お子さんの性格にもよりますが、うまく活用することが大事だと思います。

誤った算数の学習法

算数の勉強法の中で割と効果があると信じられている方法があります。

それは同じパターン問題を繰り返し練習する方法。

例えば通過算。パターンを考えると
1 人の前を通過する場合。
2 トンネルなど長さのあるものを通過する場合。
3 別の列車を追い抜く場合。
4 別の列車とすれ違う場合。

と4つ考えられる。だから、まあ、多くの問題集はこの基本パターンを練習することになるわけですが、たまに同じパターンで数字が変わっている問題が5題も6題も並んでいる場合がある。

これは危険です。

子どもは、最初は問題の本質を知っていたかもしれないが、この練習をやると数字を置き換える問題の練習に変わってしまう。480mのトンネルが600mの鉄橋に変わって・・・、と目がそちらに向くから問題の本質から遠ざかってしまうのです。

あえて同じ問題を繰り返さない方が良いのです。手を変え、品を変え、いろんな形の問題をやる。同じパターンにはまらないようにすることで、その問題の構造をしっかり捉え、数字を変える、というような発想にならないようにする。

同じパターンを繰り返す練習は、考える力を削ぐ可能性があるので、十分気をつけてください。