付属校は管理型が多い

付属校に入れば、あとはエスカレーターで大学へ行ける、と割と思いがちなのですが・・・。

しかし、大学進学の推薦には各校、条件が付いていることが多いのです。

系属校の場合、大学推薦枠が全員でないところもあるし、推薦試験を通らなければ大学に進めないところもある。

したがって、その成績を上げるために付属校でも管理型になる学校は多い。

その雰囲気がなじめずに、学校をやめる子もいるのです。

ある私立大学の付属校は、大学推薦枠を付属校同士で争わないといけないので、かなり厳しく成績管理をする。その結果、高校進学までの間に1クラスなくなる、というところもあります。(1クラス分、生徒が退学をしてしまう、ということです。)

だから、ただ大学付属だから、と安心してはいけない。スクールカラーを良く調べていかないとあとから大変なことになってしまうから注意してください。

慶應は中1から落第しますし、同じ学年に2年いることができません。また高校進学時に肩たたきにあう付属校も少なくないので、付属校に入ったら大丈夫、とは思わないことが大事です。

効率化のカギは学校別対策にある

中学入試の範囲はとんどん拡大します。

学校が塾ではやらない問題を出そうとし、それを塾がカバーするから、どんどん広がる。

しかし、それはほんの一部の学校にすぎず、多くの学校ではある程度出題される内容は絞られているのです。

だから学校別対策を優先すれば、やるべき勉強は効率化します。

何校合格しようと、行く学校はひとつなのだから、一番行きたい学校に入れればそれが一番良い、ということなのです。

また、ひとつのカラーを集中して勉強していくことによって枝葉は広がっていきますから、当然他の学校を受けるのにも良い影響を与えることになる。ただ時期の問題が当然あります。

つまり東京、神奈川の場合は2月1日からだから、それに間に合わせないといけない。ただ、子どもによって早く仕上がる子もいれば、そうでない子もいる。

とすれば、少なくも第一志望の学校の対策は先にやっておけば、他の学校が間に合わなくても何とかなる。

だから、学校別対策を先にやるべきなのです。

学校別対策をすることによって、その傾向だけできるようになる、みたいな感覚を持たれる方がおられますが、そんなことはない。

いろいろなことがだんだんできるようになってくるものです。ただし、そこに時期的なずれがあるのは間違いない。

最終的にどの学校の問題をやっても大丈夫、くらいになるのが理想だが、そうならずとも「第一志望に出ることはある程度できる」ということでも入試はOKなので、そちらにターゲットをまず絞ってください。

自由な学校

制服のない学校があります。

そういう学校の文化祭に出かけてみると、ぎょっとする方が多いかもしれません。え、そんな格好してて良いの?みたいな感じ。

でも制服を着ていて思いきり崩しているのと、本人たちの意識はそう変わらない。むしろ、自由な発想の方が良い部分もあるのです。

そして、多くの生徒たちは割とこざっぱりした格好をしているのです。ただ、目立つ子は目立つ。だからウチの子がああなったらどうしよう、と思われるかもしれませんね。

でも、もし合格できたら、そうなります!

自由な学校というのは、確かに自由と奔放をはき違えてしまう子もいますが、しかし、いろいろな才能や能力を伸ばす環境であることも間違いない。

例えば、文化祭のいろいろな活動から、研究のテーマが見つかったり、思わぬ才能に気が付いてしまったりするものなのです。逆にそういう機会がなければ、気が付かないままに終ってしまったかもしれません。

だから、基本的に自由な学校を選んだ方が良いのです。

ちなみに、付属校だからといって、自由であるという保証はありません。

一部の付属校は同じ付属校同士で大学進学を争う結果となり、それこそスパルタ教育になってしまったりするので、その辺は良く見ておく必要があるでしょう。

宗教と学校

私立学校は寄付行為からスタートします。

学校の財産は最初に寄付されて設立するので、その寄付を誰がするかということになるわけですが、それが宗教法人であることは多いのです。

だから、学校内に教会があるというキリスト教の学校も多いし、逆に仏教系の学校だと座禅堂があったりする。

ある仏教系の学校は普段は隠されているとが、大きな仏像が3体並んでいる講堂みたいなところがあって、入学式ではその3体の仏像が並んで出てくる。

ここで初めて「えええ、そうだったの?」と思われる保護者の方もおられます。

あるキリスト教の学校に入った生徒が言っていましたが、入学早々合宿があったそうです。

で、何かと思えば、いろいろとキリスト教についての説明があり、ごはんを食べるときもアーメンから始まる。

まあ、そういうことは学校を選ぶ段階であまり意識されないところはあるかもしれないので、意識しておかれると良いでしょう。

子どもは褒めて育てるべき

子どもは褒めて育てなければいけません。

これはどうしても必要です。絶対に褒めないといけない。

なぜなら、自己肯定感を持てない子は、積極性を持てないからです。

子どもは本来、非常識なぐらい自己肯定感を持ちやすい。

僕って凄い?になりやすいのです。だから、いろいろなことに挑戦できるし、やってみようという気になる。

しかし、自己肯定感が無い子は、何事に対しても臆病になり、やりたがらなくなる。それでは成長の機会がなくなります。

だから褒めないといけない。

僕って凄い?という感覚は絶対に持たせなければならないのです。

今年はぜひ自分で起きるようになってもらいたい

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

さて、今、お子さんは自分で起きていますか?

朝学校に行くのに、お母さんが起こしている子は結構います。

お母さんが起こしてくれるから、自分で起きなくてもいい。これが子どもの論理です。

だから起きられなかったら、お母さんが悪い、ということになってしまう。これではなかなか自立しない。

なので、まずは朝自分で起きる工夫をしましょう。

大きな目覚まし時計は大事な道具です。

自分の1日のコントロールを自分でできるようになると、色々なことに対しても自分でやる習慣が少しずつついてきます。

でもなかなか自分で起きないから、と手を貸さず、自分で起きることに挑戦させてみてください。これができないと、なかなか自分で勉強する子にはなってくれません。

今年はぜひ自分で起きられるようになってもらいたいと思います。

同じ学校でも中学と高校で偏差値が違うのはなぜ?

同じ学校でも、高校受験の偏差値と中学受験の偏差値では違う、という学校があります。

中学受験では40台、というので、まあ、見送った学校が高校受験では突然(!)60台になっていたりする。

という現象は良くある話です。でも開成や筑波大駒場は最早変わらない。偏差値は72ぐらいがもう最高値で、それ以上上がりようがないからですが・・・。

で40台から60台に跳ね上がる理由は、集団にあります。

中学受験の受験率は13~14%。したがってその集団での偏差値になりますが、高校受験の受験率は90%を超えますから、その集団で考えると、20ぐらいの差が出るのは当たり前の話。

で、実際に高校受験ではそれぐらい難しくなる、ということなのです。

だから中学で受けた方がお得、と考えるか、中学のうちは、もう少し上を考えていようと思うか、それはいろいろあるでしょう。

ただ中学受験の段階で40台だからといって、そう悪い学校ではない、と言う認識は持たれていた方が良いかもしれません。

実際にこれらの学校に高校で受験するのは案外難しい。しかも現在は大学同様に推薦枠が大きくなっていて、一般受験というのは定員自体が少なくなっているので、中学では楽勝だったのに、と思う学校に苦戦するケースは多いのです。

今年も1年間ありがとうございました。

良いお年をお迎えください。

偏差値が高くて悪い学校

学校を見る場合、どうしてもやはり最初に目につくのは偏差値でしょう。

80%合格偏差値はいろいろな塾で発表されてはいるものの、まずはそれを見て志望校を考えることが多いかもしれません。しかし、学校選びはそれだけでは当然決まりません。

私はよく「偏差値が高くて悪い学校」という話をします。

悪い学校とは何か?

子どもとスクールカラーが合わない学校のことです。

偏差値が高くても、その学校のスクールカラーが合わなければ子どもにとって楽しい6年間ではなくなります。その分、自分の力を伸ばす機会も失われる。自分はみんなと違うから、みたいな疎外感を持って6年間を過ごすことくらい、つらいことはありません。

その結果として不登校になったり、引きこもったりすることも考えられる。

ですから、偏差値よりもスクールカラーがお子さんに合うかどうかを考えてみることが大事なのです。

例えば管理型の学校。

成績や宿題をハードに管理されると、それだけで勉強が嫌いになる子が少なくありません。本当は充分にやれるのに、反抗する気持ちが強くなってやらなくなる、という場合も当然あるのです。

ですから、お子さんがその学校の雰囲気になじめるかどうかをまずしっかり確かめるべきでしょう。

大事なのは親の感覚です。我が子に合うかどうか、というのはお父さん、お母さんが一番良くわかります。

「この学校に行ったら、きっと楽しいだろうなあ。」とお父さん、お母さんが思えば、それは本当に良い学校に巡り合った、ということになるでしょう。

偏差値は上げればいいので、まず子どもに合う学校はどこだろうか?ということをしっかり学校選びの中心に置いて考えてみてください。

部活と志望校選び

志望校の面談をしていると、たまに部活動の話が出てきます。

「先生、その学校の囲碁部は強いですか?」
「室内プールありますか?」
「ラグビー部のあるところを探しているのですが。」

などなど。

つまり、子どもたちが中学受験を志望するにあたり、自分の好きな活動を続けたい、ということがまずあって受験を始めたケースです。

ある親子は、お父さんと子どもが二人で囲碁にはまっていました。

将来プロになる、というほどではないのですが、やはり囲碁は続けたい。まあ、上位行の囲碁部は強いので、それで子どものモチベーションアップをお父さんが図ったのかもしれませんが、いずれにしても面談で出るのは囲碁部の話ばかり。

ここは強い、あそこは弱い。

強い囲碁部というのはやはり指導者がいるわけで、そういう指導体制も吟味の対象になっていく。

運動部でも、部活の指導者を選んだ保護者の方もいました。ここのクラスなら安心して指導を任せられるということなのですが、まあ、そういうこともある。

子どもにとって、中学高校で自分のしたいことをやりたいと思うのは、大きなモチベーションなので、今やっていること、好きなことから学校を選んでみるという視点は、結構おすすめの方法です。

スクールカラーが一番大事

志望校選びでまず考えないといけないのはスクールカラ-です。

受験校、付属校、共学校、男子/女子校、といろいろ区分はありますが、スクールカラーについても大きく分けると2つあります。

ひとつは管理型。学校が成績管理や生活管理をしっかりやるので、かっちりとした感覚がある学校になります。
校則や決まり事も多い。
親としては学校が管理してくれるから楽、という面もありますが、一方でその管理に反発したり、ついていけなくなると学校生活が楽しくなくなります。

その反対が放任型。
御三家はほぼ放任型といっても良いでしょう。成績にしてもあまりがっちり管理はしない。
大学受験も本人任せのところがあるし、校則もほとんどない。
個性を伸ばす、という面ではこれはプラスに働くが、自由と奔放をはき違えてしまうと、大変なことになる。

せっかく良い成績で合格したのに、出るころはボロボロ、ということにもなりかねません。

だから、その辺は良く見極めないといけない。子どもによって合う合わないがあります。

一般に放任型の学校を子どもたちは好みますが、管理型の方が楽だ、という子もいる。

この辺はお父さん、お母さんの判断がどうしても必要になるので、良く見極めてください。