志望校を考える(2)

学校別対策をしていくと、やはりその学校を受験する気持ちが固まってきます。

しかし、一方で成績がそこまで上がらない、という場合もあるかもしれません。

直前になっても、まだ合格偏差値を超えない、という場合どうするのか?

いろいろ議論があるかと思いますが、私は併願校で調整すべき、と思っています。というのも、当然それだけエネルギーをかけて学校別対策をしてきたことが、受験校を変えることで0になるとはいわないが、しかし、やはりロスになることは間違いない。

だったら、それはそれとしてちゃんと挑戦した上で、併願校で確実に合格する学校を選んでおくことだと思うのです。

特に近年、全落ちは避けたいということが浸透してきて、志望校の選び方も分散してきました。

これはこれで大変良いことだと思うのです。玉砕覚悟、というには、あまりにも膨大なエネルギーを使って勉強しているので、それはもったいない。

やはり確実に入る学校を調整して、その上で、志望校に挑戦する。

合格する場合もあるし、不合格の場合もあるでしょう。

でも、不合格もある意味大事で、「まだまだ努力しないとだめだ」と教えてくれているのです。

子どもたちの成長はまだこれからですから、そこはちゃんと教えておくことも大事でしょう。