志望校を考えるにあたって、割と見過ごされがちなのが、問題との相性です。
例えば、算数は出題傾向が大きくわけると3つに分かれます。
1)すべて答えだけで小問数が20問程度。
2)一部に記述式を加えて小問数15問程度。
3)すべて記述式で小問数が12問程度。
2)は採点基準によってさらに2つの分類され、1つは答えが合えば、記述は採点されない。もうひとつは答えがあっていても記述を採点する。
すべて記述の場合は、やはり当日の発表は不可能で、早くて翌日、遅いと2日後になるケースが多いでしょう。
しかし、ちゃんと記述が書けないと、3)の入試には対応できません。
ところが最近の塾のテストは1)か2)がほとんどて、答えだけでもそれなりに点数がとれるようになっているから、子どもたちが式を書かないことが多いのです。
で、結果として3)になかなか馴染めないということになる。
だから、志望校を決める段階で、問題との相性を見ておくことはとても大事です。
単純に子どもがやりやすいか、やりにくいか、だけではなく、これまでの勉強のやり方でちゃんと記述が書けるか、吟味しておく必要があります。
そうでないと、なかなか合格ラインに達しませんから、先に過去問を見ておく必要はあるのです。