子どもは、思っている以上に自分でやれる力を持っています。
もちろん、最初から何でも一人でできるわけではありません。問題の読み方が甘かったり、答え合わせが雑になったり、わからない問題をそのままにしてしまったりすることはあります。けれど、それは「自分ではできない」という意味ではありません。
大事なのは、子どもが自分で進められる形を用意することです。
オンライン学習の良いところは、授業を受けるだけで終わらないことです。わからないところをもう一度見直す。解説を止めて考える。自分のペースで問題を解き直す。必要なときに質問する。こうしたことが、家庭の中でできるようになります。
通塾では、どうしても塾の時間割やクラスの進度に合わせることになります。もちろん、それが合う子もいます。しかし、すべての子が同じ速度で理解するわけではありません。ある単元はすぐ進めるが、別の単元では時間がかかる。そういう差は、どの子にもあります。
オンラインであれば、その差に合わせやすいのです。できるところは先に進み、止まるところは戻って確認する。間違えた問題は、解説を見て終わりにせず、自分でもう一度やってみる。そういう学び方を続けるうちに、子どもは少しずつ「自分で勉強を動かす」感覚を持つようになります。
親が横について、全部を管理し続ける必要はありません。むしろ、いつまでも大人が先回りしていると、子どもは自分で考える機会を失います。必要なのは、管理ではなく、環境を整えることです。
今日やることが見えている。わからないときに戻れる教材がある。質問できる場所がある。自分のペースで続けられる。そういう仕組みがあれば、子どもは自分で進めることができます。
中学受験は、ただ知識を詰め込むだけのものではありません。自分で読み、自分で考え、自分で直していく力を育てる機会でもあります。
だからこそ、オンラインで勉強することには大きな意味があります。子どもは自分でやれる。その力を信じて、必要な道具と仕組みを用意していくことが、これからの学び方だと思います。