志望校選びは、とても重要

たとえ偏差値が高くても、子どもの性格に合わない学校に入れてしまうと、困ったことになります。

例えばある宗教法人の作った学校に入った男の子。その学校自体は全体としてそう管理がきつい、というわけではなかったように思いますが、どうも担任以下いろいろな先生に目をつけられたところがあり、途中から学校に行くのがいやになった。

で、結局高校進学の推薦ももらえず、途中で公立中学に戻ることとなりました。

しかし管理型が性格に合わない子、ばかりではない。むしろそう管理してもらった方が良い、という子もいる。

体育会系というか、運動部が強い学校というのは、附属校にしろ進学校にしろ、そこでいろいろまたもめることがある。それが元で退校した子もいるが、その指導が縁で全日本クラスに進んだ子もいる。

なので、まあ、本当のところ、それぞれの子にとって何が良いのか、まったく分かれる部分があるのです。なので、しっかり親が考えておかなければいけない。

また、合わない、とわかったら折角入っても本人のためにならなにことが多いので、次の道を探ることが大事だろうと思います。

せっかく入っても本人がいやなものを続けるわけにはいかない。ここはガマンしなさい、では上手くいかないところであって、親が子どもを信頼していないといけないところなのです。

中学受験は、より良い教育環境を子どもに用意するためにやることなので、具体的に何が子どもにとって良いのか、何が必要なのかを具体的に考えて行く必要がある。

まずはそこを整理してから、中学受験を始めても良いのではないでしょうか。