テストは5年生からで

塾に行くと、当然、競争させられます。

競争させることが、親のモチベーションを上げる唯一の方法だと、塾は考えているからです。

だからその結果もドラスティックにしないと、親が動かない。まあまあ、いいんじゃないですか、みたいなことは言わない。

このラインを超えないと、御三家は厳しいですね、っていつの話をしてるのか、と思うことがありますが…。

なので、テストは5年生からで十分。

5年生になると、ちゃんといろいろな塾で公開テストが始まるので、別に塾に行かなくてもちゃんと受けられる。

そして状況を見ながら、また勉強を組み立てていけば良いのです。

慌てて始めて、消耗しないように気を付けてください。

早い時期からの過度な競争は危険

日本の中学受験の世界というのは、昔から競争させるのが当たり前、みたいなことになってきています。

スタートがテスト会だったのもあるのですが、これは塾に行かない代わりに、その1週間の勉強を試す、ということで行われてきたのですが、今はどちらかといえば競争させるためにいろいろなシステムが作られている。

しかも、それが随分早くから始まるようになってしまったので、子どもたちの消耗は本当に激しくなっています。

塾は、子どもたちを競争させることによって、親が競争することを知っています。

だから、早くから囲い込んで、競争を促す。その結果として上位生に対する学習を強化して合格実績をつくるわけですが、しかし、そこからこぼれていった子どもたちは多数いる。

ここが今、一番厄介な問題なのです。

子どもたちのストレスが大きく、親も疲弊する。だから中学受験を撤退する、という話を頻繁に聞くようになりました。

過度な刺激が多すぎる今、早くからここに入るのはあまりプラスにはならない。

むしろそことは距離を置いて、マイペースで5年生までいくことの方が、プラスは大きいのです。

正解率にこだわる

算数の正解率を上げる方法は、とにかく確認することです。

問題を解いている時、どうしても先を急ぐ。問題文を全部読み終わらないうちに、もう「ああ、あれだ」と思って解き始めてしまったりする。

そして答えが割り切れたりすると、もうこれが答えだ、と思ってすぐ答えを書く。

しかし、問題の条件が違っていたり、パターン問題に似せた違う問題だったり・・・。

はっきり言えば、出題者はきれいに差が出ることを望んでいる。みんなができる、では誰を合格者にしていいのかわからない。

かといって、問題を難しくすると、できない生徒が多くなるから、これもまた差がつかない。

そうなると標準的な問題を中心に、ミスが出やすいように作る。しかし、それなりに注意深く解く子はちゃんと解けるように問題を作る、というのが普通なのです。

上位校の問題であっても、全部が全部難問、ということではない。

それなりに解けそうな問題があるものですが、でもミスを犯してしまうところがある。

なので、とにかく問題文をよく読む、そして答えが出たと思ったら、もう一度確認する。

問題文を最後までしっかり読み取ってから始めるだけで、大分ミスが減るでしょう。

家庭がコントロールできる受験方法を考える

6年生の2学期になったら、一気に授業が増えて、かつ、授業料も一括払い、という話を良く聞きます。

本当は毎月の月謝でも良いはずなのに、と思いますが、まあ、いずれにしてもそうなると家庭ではコントロールできなくなる。

ただ、引き落としされていく感じ。

で、そろそろそういうやり方に訣別した方が良いのではないかと思うのです。

中学受験は、学校が進学にほぼ関わることがありません。これは高校受験や大学受験と大きく違うところ。だから、どうしても塾主導になり、塾の論理がまかり通りやすい。

先の授業料一括もまさにその塾の論理でしかないのです。

小学生ですから、いろいろな無理はできないし、無理をさせればそれなりに問題が出てくる。体調もそうだし、精神面でもそうでしょう。土台、毎月学校の友だちと、クラスが上がった、落ちたの話になるのも大変。

なので、私は家庭でできる受験対策にどんどん切り替えて行くべきだと思っています。

特にここのところ少子化と、塾の囲い込み競争で早期通塾がスタンダードになりつつある。本当は塾の先生もこれはおかしいと思っていても、全体のシステムがそうなるとなかなかNOとは言えないところがあるのです。そうなるともう家庭が頑張るしかない。

しかし一方でいろいろな方法はあります。

例えばWEB学習は私共だけではなく、いくつかの塾がやっていますし、通信教育もある。

さらに参考書や問題集にいたっては、かなりの数が出版されています。大学受験では、教えない塾が生まれていますが、これは参考書と問題集を使って、塾で勉強するというスタイル。もちろん中学受験もこれで可能ですが、やはりそこは小学生。お父さん、お母さんの手助けはやはり必要でしょう。

塾をすべてNOという必要はありませんが、しかし、どうしてもコントロールされる側になってしまうので、家庭主導の学習スタイルを実行するのもひとつのやり方です。

お父さん、お母さんが忙しいので、塾に依存する、というのもわからなくはないけれど、子どもたちと一緒に勉強できる貴重な時期ですから、ぜひ大切にしてください。

自分で勉強する子はここからが違う

6年生の秋に入ると、当然のことながら個別の対策が必要になります。

元々受験勉強はパーソナルなもので、目標も、課題もそれぞれが違うので、それぞれが対策をしないといけない。

だから本来は自分の学習が中心になるべきで、別に塾にずっと行っている必要など元々ないのです。

元々ないが、そういう流れになっているから、行っているようなところがある。

それに気が付いて塾を辞めたり、あるいは授業を整理したりする子もこの時期から増えるし、それがある意味当たり前。

で、自分で勉強している子はここからが強い。

なぜなら自分の課題をストレートに修正していけるからです。

特に自宅学習組は、家で勉強する時間が充分にある分、そこが強みになる。

したがって、やるべき内容を整理して、確実に進めていきましょう。

何か困ったことがあれば、いつでもご相談ください。
https://tanakatakashi.net/toiawase

家庭学習中心で体力を温存

暑い日が続いています。

暑さ、寒さも彼岸までと言いますが、あと1ヶ月以上、ある。

そうなると、子どもたちの体力がやはり厳しい。

なので、ここは家庭学習中心で、体力を温存していくことが大事。

体調を崩す、というのは勉強のペースも崩れるので、あまりプラスにはならない。

子どもたちの体力に合わせて、ペースをしっかり作っていけば、それなりに力は確実についていきます。

親が一番わかっている

ビリギャルの坪田先生が、「君がもし合格したら、結局君は頭が良かったんだよ、と人は絶対に言うから」と言われていたそうです。

まあ、世の中、そういうところは間違いなくある。

しかし、子どもが努力してがんばったのか、小学生時代、一番わかっているのは親でしょう。

だから、親がちゃんとわかっていればいいのです。

また、がんばっていないという場合もそれはそれで親が分かっていればいい。

私は良く、「合格して失敗する子」のお話をしますが、中学受験で最悪なのは「がんばらずに合格した子」なのです。

何となく合格して、上位校に行ったものの、結局は底辺を支え、しかし、自分が努力していないことには気付かない、とやはりそれなりに問題が大きくなっていく。

がんばらなくても落ちていれば、また次のタイミングで取り返すこともできるのですが、がんばらずに合格するとそういうことになりやすい。

で、そういうことも含めて親が一番わかっていればいいのです。

がんばったところは認め、ダメだったときは、次に取り返せばいい、ぐらいに思ってあげていること、これが子どもたちを支える元になるでしょう。

食事の時間は大事にする

子どもたちは講習、お父さん、お母さんは仕事、ということで、家族が一緒に食事をとる時間がどんどん減っているようです。

子どもたちが大きくなると、さらに部活だ、塾だ、なんだ、かんだ、で一緒に食事をとる時間がさらに減っていく。

そうすると、子どもたちの変化に気づかない、あるいは問題を抱えていることがわからなくなったりする。

一緒に食事をして、話をしているだけで、いろいろわかることはあるのです。

だから取引で接待をしたりするわけだから、まあ、家族と一緒に食事をとるということは、実はとても大事なこと。

とはいってもそれぞれ都合があって、なかなか時間が合わないでしょう。でも、そうしようね、とお互いに思っていることが大事。

そうするとその思いがちゃんと伝わって、食卓を囲むことができます。

特に子どもたちが小さいときは、いっしょに食事をすることは大事な時間だと考えてください。

親が感情的になる原因

ここのところ、中学受験の弊害として親子バトルが指摘されることが多くなりました。

つい成績のことや、日ごろの勉強、態度などが原因で親子バトルが起き、子どもたちを感情的に怒る、あるいは叩く、というようなことが起きているという指摘があります。

いずれにしても暴力は良くないが、しかし、そこまでいかなくても親が感情的になることはあるでしょう。

その原因は「施恩」の論理です。

親はこれだけ頑張っているのに、なに、その態度!

これまで大変だったのに、なぜ勉強しないの?

してあげてるでしょ!という気持ちが強いから、感情的になりやすい。

しかし、それは親が選んだ道なのです。

私は良く「子どもがすることだから」という言葉を使います。

これは大人の自戒を込めて、そう思っている。

そう大人のようにいろいろ気を遣えるわけでもなく、うまくいかないことだってある。

でも子育ては楽しい、面白い、からまた次を考えよう。

そうやっていると、子どももだんだんそれに合わせてくるものなのです。言えば当然言い返す。じゃあ次にどうしようか?と言えば次を考えるようになる。

なかなか大変ではあるのですが、子どもは存在してくれていることが親にとって喜びであることを決して忘れてはいけません。

もう少し自由にしたい

塾に行くと、いろいろ課題が出ます。

まあ、それは塾としては当然そうなのですが、そろそろ、自分の課題に向き合いたいと思っている6年生も少なくない。

まだ習っていないカリキュラムがあるときは、多少課題があってもいいのですが、しかし、カリキュラムが終わってしまえば、志望校も違うから出題傾向も違うし、また本人の得手不得手もいろいろ。

当然それを修正したいわけで、もっと自由な時間が欲しいと感じるようになるのです。

特に6年生の夏休みはそう感じやすい。

もっと自由にいろいろやりたい、と思ったら、一度塾と相談してみるのも手だと思います。

案外、良い道が見つかると思うのですが・・・。