ポケットONEノートのすすめ

勉強する際、ノートの使い方はとても大切です。

子供たち自身も、勉強が進むにつれて自分で工夫できるようになるでしょうが、最初のうちは、少し指導してあげると良いと思います。

まず算数ですが、これは多少もったいなくとも、1問1ページを守ると良いと思います。私はルーズリーフで、できればB5よりもA4を進めます。まだまだ学校や塾ではB系のプリントが多いと思いますが、A4の方がスペースも大きく、B5、A4両方に対応できるので、後でプリントの整理などをするときも便利です。

問題を解くとき、もしコピーがあるのなら、ノートに問題をコピーしてはっておくと便利です。その問題の下に子供が自分で解くスペースを作り、裏は解答をやはりコピーしてはっておきます。

すると1問単位の問題集ができあがります。ルーズリーフ式ですと、ファイルしなおすことが可能になります。できた問題だけは別にし、できなかった問題だけをファイルしなおすことができますから、夏休みなどに復習するのに大変便利になります。以前はこれをB6の京大型カードで勧めていた時期もありましたが、今はルーズリーフの方が便利だと思います。

コピー機があれば、参考書や問題集、あるいは塾からもらった教材などもすべてこのバインダーにファイルしてしまうことです。分類は時系列で良いと思います。そのファイルに勉強すべき素材が全部はいっていることになりますから、それを解きなおしたり、見直したりすれば良いことになります。

情報はポケット1つにまとめてしまい、それを何回も繰り返して勉強することが、大事です。特にカリキュラムが進んでいるときは、どうしても復習がおろそかになりやすいのです。ですから、問題や資料をひとつにまとめて、勉強するようにし、以前に学習したことを、かんたんに振り返るシステムにすればよいのです。

これがポケットONEノートです。勉強する素材はここに入っているので、これをやればいいとシンプルにすることができます。

ただし、ひとつ気をつけなければいけないことがあります。

こういうノート作りを教えると、きれいなノートを作るのですが、肝心の勉強が進まないという子がいるものです。

女の子に多いのですが、ノートを作ることが勉強になってしまって、ノートができると安心してしまいがちのようです。あくまでノートは手段ですから、その中身をしっかり勉強してはじめて目的が達成されます。気をつけてあげてください。

わからないから考える

わからない、ということは勉強をしていてよくあることです。

これを解決するには、いろいろ本を調べたり、先生に聞いてみたり、と解決方法はありますが、一番大事な解決方法は自分で考えること。

例えば算数の問題を考えていて、まだ解説がない、という場合はやはり考えるしかない。

で、グラフを書いてみる、図を描いてみる、あーでもない、こーでもないと時間はかかるが、実はその時間が非常に学力を上げている時間なのです。

たくさんの問題を解いているとき、できる問題というのは、本当のことを言えばもうできるから、時間をかけなくても良いのです。

しかし、わからない問題は考える必要がある。

昨年の生徒で、「わからない問題がある」と連絡が来たが、実際に授業を始めてみると

「あ、それわかりました。」ということが多かった子がいました。

つまり自分で考えているので、そこがやはりできるようになる最も良い方法です。

量をこなさなくては、と信じられているところがあるのですが、できる問題をあまりに繰り返す必要もない。(もちろん確認のためにやることは必要ですが。)それよりもできない問題をじっくり考えていくことで、しっかり力をつくっていってもらいたいと思います。

根気がない子への対応

中学受験を始める子どもたちを見ていて、やはり幼い子は準備が大変だなとは思います。

では、何が一番問題なのか、ということになると、やはり根気がない。

がんばって、ここまでやろうね、というところがなかなかできない。あとちょっと考えてみれば、と思うのだが、すでに本人は「わからない。もう無理。」モード満載。

だから、お父さん、お母さんも勉強させようとしてイライラするかもしれません。

でも、こういう子どもたちの様子を良く見ていると、ちゃんとゲームは頑張ったりしているのです。

敵にやられたら、もう一度やりなおす、とか。つまり、そういう素質がまるでないのか、といえばそんなことはない。

ただ、ちょっとやる気がなかったり、自信がなかったりするだけなのです。

その分、成功体験をさせていくと、少しずつ自信が出てくるし、やる気も出てくる。が、問題なのはそれが塾のペースとかけ離れているから、いつまでたっても追いつかない、みたいな感覚に親が陥ってしまうことにあるかもしれません。

塾のペースはとにかく、今、早いのです。そのペースに合わせたら、ぜったい仕上がりは早くなるに決まっている。その分、あとの調整が難しい部分もあるわけで、だから塾のペースの合わなくてもいい。

その分、ちゃんとできたり、がんばったりしたら、褒めてあげてください。

本人はがんばったのだから、そこが認められないと、次の一歩を踏み出すことはできません。

誰もいない家に帰ってきて…

お父さん、お母さんが働いていて、これまでは学童とかにも行っていたのだが、それも卒業して家にひとりで留守番をしている子どもたちも少なくありません。

5・6年生になると塾に行くから大丈夫、というわけではない。

家でひとりでいる時間はそれなりにあるわけですが、じゃあ、ちゃんと勉強しているかといえば、そうではないことも多いでしょう。

土台、塾に行くのは勉強するために行くわけだから、行かない時間は勉強しなくてもいいじゃないか、と子どもたちは考えがちです。

だからだれもいなければ、おやつでも食べながら、ひとりでゲームを満喫しているという場合もあるでしょう。

それでゲーム機を隠す、あるいはテレビのコントローラが消える、というご家庭もあるようですが、しかし、まあ、たぶんイタチごっこになりやすい。

子どもたちは違う遊び方を考えるようになるのです。

その意識が変わる時期はまだ少し先なので、親としては勉強させたいがために、個別指導や家庭脅威、オンライン個別指導と子どもをがんじがらめにしがちです。

しかし、まあ、やらなければいけない時期は必ずくるわけだから、それまで少し余裕をもたせても良いでしょう。

本人の意識が変わらないと結果として、活きたお金にはならないものです。

スポーツや習い事は続けた方が良い理由

子どもたちはやがて、自分の将来に向けていろいろなことに挑戦をしていくでしょう。

その下地を作るのが小学生の間の習い事やスポーツなのです。

スポーツを続ける、というのは当然のことながら体の成長にとってプラスになるし、体力もつきます。さらにいろいろな練習に取り組むことで、上達するという経験もできる。

何もプロになるためにやるのではなくてもいいのです。(もちろんできれば、そうなっても問題ありませんが)

ただ、練習していく過程で自分が大好きなことにしっかり取り組んで、多少つらくてもがんばろうとする経験はやがて子どもたちの成長に必ずプラスになります。

さらに言えば、受験にとってもプラスになるのです。

勉強ばかりになってしまうと、気分が憂鬱になってくることもありますが、「まあ、楽しいこともあるから」とスポーツや習い事で気分を切り替えることもできる。

また、練習の経験は必ず受験勉強にも活かされていきます。

だから4年生のうちはまだまだやりたい習い事やスポーツを優先してやらせてほしいのです。この時期から中学受験のために、あきらめてしまう必要は全くありません。

東京の学校に行きたい

情報が行き交う今日。

地方にいて地方らしい生活を謳歌するのもひとつのスタイルですが、そこからまた新たなチャンスを見出すということもあるでしょう。

ある生徒は、たまたま親族から東京の学校の話を聞いて、同じ学校に通いたいと思い始めました。

地方は過疎地域では中学ですでに地元を離れる、という子もいますから、子どもが早く独立することは割と多いのですが、しかし、わざわざ東京まで出ることもなかろう、というのが一般的な話。

しかし、その子は挑戦してみたいと一念発起し、準備を続けました。

で、最終的には望みがかなわず、地元の中学で生活を続けていますが、次は高校でまた同じ学校を狙うのだそうです。

その結果はどうなるか、まだちょっと先ですが、地元の中学の成績は断トツだそうで、自分でコツコツ勉強を続ける力がついたのは良かったとお父さんがおっしゃっておられました。

これだけインターネットでいろいろなことができるようになったので、新たな挑戦がまた展開するだろうと思います。

ゆっくりマイペースで進むために

最近の塾のペースはやはり早いです。

さらに低学年からいろいろ盛り込んで競争させているところがあるので、傍で見ているとつい、「それはいらないでしょう?」と思うこともある。

ただ、マイペースでゆっくり進むために早くスタートする、というのはありだと思うのです。

問題はみんなで早くスタートすることで、本当に必要ではない子まで急いでやっている感じがする。

それならもっと他のことをやればいいのです。

習い事も、スポーツも子どもたちの成長には大事なこと。決して無駄なことはありません。

その時間を上手に作り出すために、早めからスタートするのは大いに良いことだと思うのです。

それこそ「スタートの自由」だと思います。

ゆる受験の広がり

先日、「ゆる受験」が広がっているという記事を読みました。

どのくらいの割合とかわかるわけではないので、断定的にそうだ、と言えるわけではないのですが、こういう傾向は良い、と思います。

長い受験準備期間に距離をおいて、子どものやりたい習い事やスポーツを続け、受験勉強は概ね2年ぐらい。

中堅校に狙いを定めて、受験するというパターンですが、中堅校という範囲がなかなか難しい。

特に男子の中堅校と呼ばれるところの入試は、そう簡単ではないので、準備はしっかりしないといけないところはありますが、だからといって早くから受験準備をする必要もない。

ちゃんと2年間で準備ができるので、過熱気味の受験準備から距離を置いて、我が家のスタイルと作っていくのは良いスタンスだと思います。

中学受験は子どもに良い受験環境を与えることが目的ですから、その過程も教育的であるべきで、その考えのもとでしっかり進めていただければよいと思います。

ロークラスから脱する方法(2)

最近のご相談から、ちょっと良い方法をひとつご紹介します。

復習型の塾に行くと、授業で初めて教材をもらいます。そこから全員が用意ドン、でスタートするわけですが、なかなか理解が進まない。

で、そのうちに次の週がやってきて、また教材をもらい、しかし、この段階で前の週の内容がまだ十分でないから、さらに理解が進まなかったりするのです。

実際に理解に時間がかかる子に、みんなと一緒にスタートさせるのは酷。

本当を言えば、少し先んじて例えば算数の一行問題ぐらいは全部できるようになってから、塾に行くぐらいでちょうどよいのかもしれないのですが、そういうのは塾が禁止していたりする。

しかし、それは塾の都合であって子どもたちの効率化にはつながらない。

だから合わない塾でずっとやるよりも、予習型の塾に切り替えた方が良いのです。そうすると、授業前にある程度理解を進めてから授業を受けられるから、案外うまくいく。

フリーダムのシステムだと自分で先に解いてしまって、わからない問題や不安なところを先生に聞く、ということだからあくまで先取りで勉強が進みます。(まあ、個別だから競争させられることもありませんが。)

ということで、ロークラスから脱するためには、ペースを変えた方が良い場合があるので、ぜひ検討してみてください。

カリキュラムが昨年と違う場合があるかもしれませんが、それでも昨年の教材を手に入れて先回りする、という手もあるかと思います。

子どものストレスを見分ける

子どもたちも当然ストレスを感じます。

で、それが実際の態度に出るときはわかりやすい。

妙にプンプンしているとか、部屋に閉じこもってしまっているとか、そういうのは割とはっきりしているから、ああ、ストレスがたまっているなと思って、その解消を考えればよいのです。

しかし、それすらうまくいかない子がいます。

特に何かを言い出すわけではないが、突然、髪の毛を抜いてみたり。

なんか表情が生気がなくなったり。

これはちゃんと見ていないとわかりません。

受験勉強は明らかにストレスが溜まります。

なぜかといえば、それなりに子どもたちもガマンを強いられているから。

え、そんなことはない?と思っているのは親だけ。

だからしっかり見ていないと失敗します。

子どもたちの様子を見ながら、良く話を聞いてあげてください。

大事なのは聞くこと。その話からだんだん今の状況がわかってきますから。