組み分けとおさらばした話

組み分けはつねに4教科で合計点を出すので、全体の準備が間に合わないと、上のクラスには行けない、と考えたご家庭が、塾を止めました。

で、6年生になると、いろいろな塾で摸擬試験はあるし、フリーダムでやればWEBワークスがあるから、特に問題はない。すでに志望校は決まっているので、早くから過去問を始めようということで、6年生の勉強がスタートしました。

まず1年間の戦略を立てることにして、最初は算数と国語に時間を割くことにしました。

算数はどうしても一問の配点が他の教科に比べると大きくなるので、やはりちゃんと点数を取れないといけない。一方過去問では基本的な問題と応用問題にはっきりと分かれるので、まずは基本問題を確実に得点する練習をすることからスタート。

さらに応用問題は、一問ずつわけて、毎週少しずつ進みます。

国語はWEBワークスはやらずに、国語の過去問からスタート。

理科と社会はWEBワークスですが、社会は覚えることはあまりせず、動画をしっかり観ることに注力しました。

で、何が一番良かったか?と本人に聞いたところ、「じっくり問題に取り組めたところ」という話でした。

今まではとにかく急げ、たくさん解け、と言われて、よくわからないけど、適当に答えを出していたが、フリーダムでやり始めたら、ゆっくり考えられるようになったので、あ、そういうことか、とわかるようになってきた。

特に理科は手応えがあったそうで、今まで先生が言っていることがよくわかっていなかったけど、動画では見直すことができるので、基本がわかると結構問題が解けて、面白かったそうです。

ご家庭の方では、やはり「組み分けでまたこのクラス?」みたいなことを言わなくても良くなったことが一番良かったそうです。

まあ、摸擬試験で右肩上がり、というわけにはいかなかったが、それでも後半は志望校の合格圏に入ってきたので、何とかなるかもしれない、と期待できるようになっただけ、以前と比べものにならないというお話でした。

無事第一志望に合格して、あっという間に入試は終わってしまいましたが、我が家なりの受験の進め方ができて良かったそうです。

ということで、まあ、山の登り方はいろいろありますから、子どもたちと楽しい時間を過ごすことも考えられると良いかと思います。