6年生のスタート段階で、第一志望が決まっている、という子はそれほど多くはないかもしれません。
しかし、やはりどこを狙うのか、というのは、はっきりしていた方がいろいろ対策は立てやすい。
あれも、これも、といろいろやらなくて済む面は大きいのです。
では、どこに?
ひとまず、成績のことは置いておきましょう。成績は上げるもの。もちろん途方もなく遠いという場合もあるでしょうが、まずは考慮に入れていくことが大事です。
で、選び方としては
1)受験校か、付属校か
2)男女別学か、共学か
3)部活に何か希望があるか
4)自宅から1時間以内
を考えていくことだと思います。
1)については、近年、大学受験が緩和されているので、受験校にも推薦枠があるし、附属校から別の大学を受ける、というのもありますが、やはり附属に行けばそれを前提としての生活になるし、大学受験をするとなれば、それもまた考え方が変わるので、やはり最初から絞り込んでいった方が良い面があるでしょう。
数年前、まだ大学入試制度が不安定だった時期は、附属校の人気が高かったですが、しかし、今は大学入学共通テストもしっかり動き出しているので、ある程度大学受験の内容もわかってきている。
自分の進路を自由に考えられるという点では、やはり受験校に軍配があがります。例えば早稲田には医学部がない。慶應には建築がない、など、まあそれぞれ大学には制限があります。
が、逆にもうこの進路で決められる、という子もいる。あるいはその大学の範囲で決めて良い、という場合は大学附属でも構わないでしょう。いざとなれば、大学を出て大学受験をすることもできるわけだから、絶対的ではないが、まず家庭としての方向性は決めておくと良いのです。
そうすると1)と4)からある程度、学校が見えてきます。
それをまずリストアップしましょう。そして調べる。
どんな学校か。説明会に行っても良いし、ホームページを研究してもいい。塾の先生に聞いても良いし、とにかくどんな学校か、調べる。
そして我が子に合うか、判断してください。
これはお父さん、お母さんの大事な仕事。
我が子のことは育ててきたのだから、ある程度は理解できているでしょうから、その判断で構わない。
ウチの子に合うか?という物差しで、学校を比較してみてください。(大学受験の結果は二の次です。)