理科計算の憂鬱

5年生の後半から理科計算がずっと続いているでしょう。

このカリキュラム、もう少しどうにかならないか、と思いつつも、ホントに仕方がないところがあるのです。

どうしても理科計算の問題には比と割合の理解が不可欠で、それがわからないと、なかなかできない。

だから、それまでは暗記ばかりが続き、今は計算ばかりが続く、ということになるわけです。

で、最初のうちに、生物嫌い、人体嫌い、天文嫌いを大量に作り、今は、計算嫌いを作っているところはあります。

濃度と溶解度もわかりにくいし、力のつりあいって何、それみたいな感じ。

そこへ来て電気が終止符を打ってくれるところがある。

本来、電気は抵抗という値を考えて行かないといけないが、それは小学校ではやらない。しかし、それがないと電気の計算問題なんてできないから、したがって、例えば電熱線を2倍、3倍の長さにしたり、太くしたり、とまあ、いろいろあの手、この手を使って問題ができているのです。

そこで・・・。

まずは基本に徹する。面倒な抵抗計算は今は良い。ホントにそれが出る学校とそうではない学校に分かれるので、結局入試では一度も抵抗の計算に合わなかったという受験生も多いのです。

難しいことはちょっとおいておきましょう。

好きな子はどんどんやっても良いが、テキストの確認練習問題も、あまり複雑な計算問題はスキップして構いません。