やり方を覚えない、どうしてそうなるかを考える

例えば、等しい差の数列で、何番目かを出す、というのは
(問題の数−最初の数)÷差+1と覚えます。

3桁の整数で3の倍数は何個ありますか?
最後は999、最初は102ですから(999−102)÷3+1=897÷3+1=300個なんですが、なぜ1たすの? という理屈はわかっていないといけない。3で割った段階では植木算でいう間の数を出しているので、両端の数を含めた数にするためにいは1たさないといけない、ということなのですが、理屈を分からずに公式だけおぼえていると、これが利用できなくなる。

規則性や場合の数でこれは案外使うことが多いので、なぜそうなるか、なるべく考えるようにした方が良い、のです。

しかし・・・。

今の塾は急がせるから、とにかく覚えろ、ということになりやすい。

そうすると、例題と同じ問題はできるが、他に応用が利かなくなる。だから、同じような問題をたくさんやるのはあまり効果がない。

5年生のうちから、なぜそうなるのか?を考えることが、やがて応用力につながっていきます。