できると思う子

課題を与えられたときに、できると思う子と、できないと思う子に分かれます。

課題の与え方や具体的な内容によっても、もちろんいろいろ異なるのですが、しかしだいたい新しいことについて、「やるやる」と積極的に向かう子と、そうではない子に分かれます。

この違いはどこからくるのか、と言えば、これまで褒められた経験がどれだけ多いか、ということに関わってくる部分が多いのです。

もちろん性格にもよりますが、しかし、やはり褒められることが多い子はいろいろなことに積極的に向き合うようになる。

褒めることは難しい部分があります。しかし、子どもの様子を良く見ているとやはり褒めることが見つかる。それを積極的に褒めてあげると、当然子どもはうれしいから、もっと褒められたいと思うようになってきます。

そうなると、いろいろなことに対して積極的になってくるところが出てきます。

まだまだ、と思う部分もありますが、それには多少なりとも目をつぶって、とにかく褒めてあげてください。

まずは「できる」と思うことが、子どもの可能性を伸ばすので、なるべく前向きにいろいろなことに取り組む子にしていきましょう。

個人のペースでやれることを考えてみる

一般的に子どもたちがやりたがるスポーツとしては、サッカーや野球があがるでしょう。

しかし、これはチームスポーツなので、練習日や試合の日がいろいろ塾と重なって上手くいかないケースは多いのです。

それで、だんだん止めてしまう。しかし、そうなると、自分の中学校生活が見えにくくなることは事実です。

以前、囲碁に凝っていて、囲碁部の強いところを探していたら、まあ、みんな難関校で。

しかし、そうなるとぜひともそういう難関校に入らなきゃいけない、という別のモチベーションができて、見事御三家のひとつに入ってしまった子がいました。

だから、そういう意味では、習い事やスポーツは明らかにプラスに働くところはある。

なので、個人のペースでやれることを考えても良いかもしれません。

その意味では絵や音楽、舞踊といったところも、ひとつのヒントにはなる。

以前、ダンス部を探して志望校を決めた子もいました。

その学校のダンス部の公演をを見て、もう絶対にココ、という気持ちが強くなり、見事合格を果たしていきました。

こういうモチベーションは、やはりさせられる勉強ではなく、自分でする勉強を支えます。

なので、本人の好みの中で、続けられることを、しっかり探して続けて行くことは、とても大事なことです。

うまくいったところに焦点を合わせる

試験の結果が帰ってきて、振り返りをするとき、どうしても失敗したところ、ミスをしたところに焦点を合わせがちです。

もちろん改善点を考える、という点ではそれでよいのですが、しかし、直すところばっかりだと子供たちは楽しくない。

だから常に良いところはなかったか、というのを見て示すことが大事です。

指導する側はどうしても「直すところ」を考えがちなのですが、子どもたちの心理は逆。

「よかったねえ」「たいしたもんだ」と言われることを期待しているのです。

でも、そういうことがないと、だんだん振り返りはつらくなる。

だからまず褒めるところからスタートしましょう。

「前回できなかったテーマなのに、できてよかったねえ」

「だいぶ書く字がしっかりしてきたね。」

褒めるところは結構ありますよ。


やることを小分けにする

私は計算問題は1日3問で、良い、と言います。

これは実際にやってもらえばわかるのですが、大人でも1回に20問も、分数小数の混合算をやるといやになります。嫌になるから、いい加減になる。これをこなすには相当ポジティブな感情を持っていないと続けられません。

しかし、3つなら終わる。そして、それでも毎日やると1095問になるのです。

だから、やることを小分けにして、「すぐ終わる」と思わせることは大事。

実際にやるときに、「さあ、やってしまおう」と思ってやるか、気が乗らずにやるか、で随分差が出ます。

なので、勉強する計画を立てるとき、同じことをやるのはせいぜい50分まで。

これはひとつの試験時間の平均ですが、これ以上やっても、まずは能率が上がらないし、子どもの集中力も続かない。

だから小分けにして、やることを変える。

15分単位で変えても良いでしょう。そういうことができていくことで、子どもたちが達成感を味わうことができれば、自信につながっていきます。


最後の追い込みで効く体力

結構、6年生の最後の方になると随分大きい子がいます。

一方で、残念ながらまだ成長途中という子もいる。

したがって、その体力差は結構大きい。

が、小さいからといって、スポーツをやっていた子は、結構体力がある。

ので、最後の追い込み、案外強いのです。

私は、やはりバランス良く成長してもらうことが大事だと思うので、本人がやりたければ、なるべくスポーツを続けることを勧めます。

結構気分的にしんどい時も、スポーツをやっている子は、それで気分転換ができたりするし、やはり根本の体力が違うと、最後のがんばりで伸びたりするものです。

伸びる時期も個性

子どもたちの成績を見ていると、あるとき「ぐーん」と伸びる時期があります。

これは背が伸びるのを同じようなものですが、コンスタントに少しずつ上がっていく、ということはあまりない。

ある時、ぐーんと上がり、そしてしばらく低迷する。かと思ったら、またぐーんと伸びて、という感じ。

思うに、ある努力が蓄積する時間が必要だからでしょう。

いろいろな経験があって、できなかったり、ミスをたくさんしでかしたり、ということもある意味経験なのです。そこから学ぶことはたくさんある。

「おっと、ここで慌てたからこの前間違えたんだ。何を出すんだっけ?」

と踏みとどまれるようになるのも、これはミスをしたからできるようになったと考えられるでしょう。

だから、それまでの間、やはり我慢する必要がある。

結果がでないなあ、と思ってもくさらず、コツコツやっていると、あるときぐーんと伸びる時期が来るのです。

それまで頑張りましょう

算数を得意にするカギ

算数は、解くのが面白いと思えるようになることが一番なのです。

算数の問題を解くのを趣味にしている人もいます。別に子どもが中学受験をする、というわけでもないのですが、ただ面白いと思うから解く。

算数ですから、方程式も使わないし、三平方の定理も使わない。ルートなんてとんでもない。小学生が解ける方法で解けないといけない、からそこが面白いのです。

で、その面白さがわかってしまえば、子どもたちは勉強します。勉強すればできるようになる。だから力がつくのです。

他の教科も同じ。国語はいろいろな文章が読めるから面白い、と思える子は国語ができるようになる。

社会は、知識を覚えて人に話せるから面白い、ということになる。理科は算数と社会の合わさったような教科なので、算数が得意な子は物理化学が得意で、社会が得意な子は生物、地学が得意だったりするわけですが、とにかく面白いと思うからできるようになる。

ところが全部が面白い、ということにはなかなかならない。だからまずは算数をできるようにするのが良いのです。

国語はまずは読書を進めることにして、算数に力を入れる。算数ができて、国語できれば、2教科でも上位校に入れるのだから、まずはそこを解決する。

問題を解くのが面白い、ように仕向けて行きましょう。

親が家にいないから、自分で勉強しない?

最近は働くお母さんが増えました。

ある統計によると4人に3人は働く母である、ということなので、これは大分事情が変わってきています。

で、中学受験をするご家庭は、やや専業主婦率が高いかもしれませんが、それでもかなりのお母さんが仕事をされていると思います。

だから子どもたちは家で勉強しない、と思われている方も多いでしょう。

子どもたちの成績が悪いと、「自分が家にいないからだ」と思われるかもしれませんが、実際に成績が悪いのはそれが理由というわけでもないのです。

すでに、どこかで躓いて以降、わからないことが積み重なっているが、それは塾では解決できていない。塾はどんどん進むので、わからないことの上にわからないことが乗っかってしまうと、最早一人で太刀打ちできないし、それはお母さんが家にいても解決しない。

むしろ家庭内バトルが起きるだけかもしれません。

成績が悪いのは自分のせいだ、と思わず、どうしてなのか、その原因をしっかり探ることが大事です。

子どもは結構やる気があるのに、具体的な方法が見つからないから、放棄している、あるいはやる気が起きない、という場合もある。

その原因が突き止められ、さらに解決法が整えば、ちゃんと子どもたちの成績は伸びます。

なので、