志望校を考える(3)

志望校を考えるにあたって、割と見過ごされがちなのが、問題との相性です。

例えば、算数は出題傾向が大きくわけると3つに分かれます。

1)すべて答えだけで小問数が20問程度。
2)一部に記述式を加えて小問数15問程度。
3)すべて記述式で小問数が12問程度。

2)は採点基準によってさらに2つの分類され、1つは答えが合えば、記述は採点されない。もうひとつは答えがあっていても記述を採点する。

すべて記述の場合は、やはり当日の発表は不可能で、早くて翌日、遅いと2日後になるケースが多いでしょう。

しかし、ちゃんと記述が書けないと、3)の入試には対応できません。

ところが最近の塾のテストは1)か2)がほとんどて、答えだけでもそれなりに点数がとれるようになっているから、子どもたちが式を書かないことが多いのです。

で、結果として3)になかなか馴染めないということになる。

だから、志望校を決める段階で、問題との相性を見ておくことはとても大事です。

単純に子どもがやりやすいか、やりにくいか、だけではなく、これまでの勉強のやり方でちゃんと記述が書けるか、吟味しておく必要があります。

そうでないと、なかなか合格ラインに達しませんから、先に過去問を見ておく必要はあるのです。

志望校を考える(2)

学校別対策をしていくと、やはりその学校を受験する気持ちが固まってきます。

しかし、一方で成績がそこまで上がらない、という場合もあるかもしれません。

直前になっても、まだ合格偏差値を超えない、という場合どうするのか?

いろいろ議論があるかと思いますが、私は併願校で調整すべき、と思っています。というのも、当然それだけエネルギーをかけて学校別対策をしてきたことが、受験校を変えることで0になるとはいわないが、しかし、やはりロスになることは間違いない。

だったら、それはそれとしてちゃんと挑戦した上で、併願校で確実に合格する学校を選んでおくことだと思うのです。

特に近年、全落ちは避けたいということが浸透してきて、志望校の選び方も分散してきました。

これはこれで大変良いことだと思うのです。玉砕覚悟、というには、あまりにも膨大なエネルギーを使って勉強しているので、それはもったいない。

やはり確実に入る学校を調整して、その上で、志望校に挑戦する。

合格する場合もあるし、不合格の場合もあるでしょう。

でも、不合格もある意味大事で、「まだまだ努力しないとだめだ」と教えてくれているのです。

子どもたちの成長はまだこれからですから、そこはちゃんと教えておくことも大事でしょう。

田中貴.netメンバーズ募集のお知らせ

2025年の入学試験が終わり、いよいよ2026年入試に向かう新6年生のステージに変わってきました。

近年、塾に通う学齢が低年齢化しており、子どもたちの負担は増すばかりです、このままだと小学校6年間ずっと塾、というようなことにもなりかねません。

そこで、新たなスタイルの受験指導をしてみようと思うのです。

これまでフリーダムオンラインは80分授業をしてきました。それを40分にして、私自身が直接指導しようと思うのです。

私が直接教えるので、田中貴.netメンバーズという名称にします。

授業時間を半分にするのには、理由があります。

1)小学生の集中できる時間は40分程度が理想。
2)子どもたちがWEBワークスで先に勉強をしているのなら、指導はできなかった問題に集中した方が指導が効率化する。
3)予習内容をWEBワークスが集約することができるから、その週の不得手に特化できる。
4)時間のバリエーションが増えるので、受講時間を調整しやすい。

やってみようと思った最大の理由は、事前に勉強している子どもたちの成果が立派だった、ということにあります。WEBワークスは動画授業もWEB問題集もあるので、自分でどんどん勉強ができるので、やる気のある子どもたちはどんどん進むことができます。

分からない問題については、授業のいの一番で子どもたちが聞いてくるので、教える方もそこに時間を割くことができました。

このコースはWEBワークスでその授業内容を予習することが前提になります。

そもそもWEBワークスとは何?

1)その教科のテキストを見ながら動画授業を見る。
2)基本チャック問題と確認練習問題をやる。

までが予習です。5年生は国語で「あてはめ作文」がありますが、これも事前にやってもらいます。
その上で、授業に入ります。

授業では、子どもたちと基本チェック問題確認練習問題の子どもたちの答えを入力しながら、答え合わせをしていきます。したがって、事前に子どもたちが入力する手間はありません。テキストに答えを書いていてくれれば、それで済みます。

入力をしながら、子どもたちの理解の程度を判断し、さらに必要と思われる問題の演習をやります。ZOOMのホワイトボードを使って新たに問題を出すこともありますが、いずれにしてもWEBワークスの内容を全部やりきることができます。

でも、すでに塾に行っている方が多いと思います。なので、お通いの塾の内容に合わせて、WEBワークスの内容を指示しますから、それでその週の学習を完成させてもらえれば、フォローになるでしょう。

子どもたちが進んだ分、お父さん、お母さんのご相談にも乗れるだろうと思います。

どうすれば、成績を上げられるか志望校をどう選ぶか学校別の対策をどうとればいいか。悩まれることは多いでしょう。そのお手伝いもしたいのです。

私の指導時間の一部を、それにお使いいただいてもかまいません。

また学校別指導も承ります。

過去問の対策もこれでできます。やり方としては、先に過去問をやっていただいて、私が採点して、送り返します。その上で大事な問題だけ解説する、というようなスタイルで、指導を進めます。国語の記述添削も承ります。

授業テーブルは以下の透りになります。

通常授業

平日、土日、祝日を通して、通常授業は以下のタイムテーブルになります。

40分授業1 時間 40分授業2 時間
A-1 10:00-10:40 A-2 10:45-11:25
B-1 11:30-12:10 B-2 12:15-12:55
C-1 13:50-14:30 C-2 14:35-15:15
D-1 15:20-16:00 D-2 16:05-16:45
E-1 16:50-17:30 E-2 17:35-18:15
F-1 18:20-19:00 F-2 19:05-19:45
G-1 19:50-20:30 G-2 20:35-21:15

費用は以下の透りになります。なお40分授業は1:1限定で、WEBワークスは必須となります。
【40分授業費用 1コマ 1;1】4400円(消費税込)

WEBワークスは1教科から使えます。
WEBワークス 月額費用 1教科 13200円 2教科 17600円 3教科 22000円 4教科 26400円(いずれも消費税込)

例えば、4教科でWEBワークスで勉強し、1週間に2回の指導を入れると
WEBワークス費用 4教科26400円 +4400円×2コマ×4週間=61600円となります。1:1ですので、1コマで複数教科の指導が可能です。指導教科を自在に変更できます。

算数だけ、週1回という指導であれば
WEBワークス費用 1教科 13200円 +4400円×1コマ×4週間=30800円となります。

事前にご要望を伺った上で、見積もりを差し上げます。その後、入会手続きをしていただいて、指導開始となります。指導は今月から承りますが、実質指導回数を事前にご請求します。

無料体験授業を受け付けますので、以下のフォームからお申し込みください。今の受験勉強を何とかしたいとお考えのご家庭のお役に立てればと思います。








     


    田中 貴

    線分図を描かない子には

    5年生の最初のうちは、線分図を描く問題が多いでしょう。

    しかし、線分図を描かない、という子が結構いる。

    比と割合になって、例えば兄が弟の2倍の金額、というところを兄【2】、弟【1】と置いて式を立てる、のは当然アリで、ここまでいったら、線分図を離れるということはあって良いのです。

    ただ、まだそこがわかっていないで、線分図を描かない、ということになると、やはり問題が多いかもしれない。

    そこで・・・。

    方眼ノートを用意してください。

    方眼ノートだと、別にフリーハンドでも比較的きれいな線部図が描ける。

    しかも2倍とか3倍も視覚的にすぐわかる。

    だから線部図を描く障壁が低くなります。

    そうやって図を描くようになっていくと、グラフを描いたり、見取り図を描いたりするのが苦労でなくなってくる。

    まずは方眼ノートで、意識を変えましょう。

    志望校を考える(1)

    6年生のスタート段階で、第一志望が決まっている、という子はそれほど多くはないかもしれません。

    しかし、やはりどこを狙うのか、というのは、はっきりしていた方がいろいろ対策は立てやすい。

    あれも、これも、といろいろやらなくて済む面は大きいのです。

    では、どこに?

    ひとまず、成績のことは置いておきましょう。成績は上げるもの。もちろん途方もなく遠いという場合もあるでしょうが、まずは考慮に入れていくことが大事です。

    で、選び方としては
    1)受験校か、付属校か
    2)男女別学か、共学か
    3)部活に何か希望があるか
    4)自宅から1時間以内
    を考えていくことだと思います。

    1)については、近年、大学受験が緩和されているので、受験校にも推薦枠があるし、附属校から別の大学を受ける、というのもありますが、やはり附属に行けばそれを前提としての生活になるし、大学受験をするとなれば、それもまた考え方が変わるので、やはり最初から絞り込んでいった方が良い面があるでしょう。

    数年前、まだ大学入試制度が不安定だった時期は、附属校の人気が高かったですが、しかし、今は大学入学共通テストもしっかり動き出しているので、ある程度大学受験の内容もわかってきている。

    自分の進路を自由に考えられるという点では、やはり受験校に軍配があがります。例えば早稲田には医学部がない。慶應には建築がない、など、まあそれぞれ大学には制限があります。

    が、逆にもうこの進路で決められる、という子もいる。あるいはその大学の範囲で決めて良い、という場合は大学附属でも構わないでしょう。いざとなれば、大学を出て大学受験をすることもできるわけだから、絶対的ではないが、まず家庭としての方向性は決めておくと良いのです。

    そうすると1)と4)からある程度、学校が見えてきます。

    それをまずリストアップしましょう。そして調べる。

    どんな学校か。説明会に行っても良いし、ホームページを研究してもいい。塾の先生に聞いても良いし、とにかくどんな学校か、調べる。

    そして我が子に合うか、判断してください。

    これはお父さん、お母さんの大事な仕事。

    我が子のことは育ててきたのだから、ある程度は理解できているでしょうから、その判断で構わない。

    ウチの子に合うか?という物差しで、学校を比較してみてください。(大学受験の結果は二の次です。)

    長い文章を読みこなす

    近年、長い文章が入試問題に再録されるところが増えています。

    で、速読をやる、というのもなかなか難しい。

    やはり子どもたちが、小さい時から本を読むという習慣をどのくらいつけられるか、にかかっているのです。

    でも、通塾を優先させることが多くなると、じっくり本を読む、という習慣がつかなくなります。

    5年生でも1週間に1冊は本を読む、というようにしていくことが大事です。

    本の内容は、何でもかまいません。本人が好きなものを読めば良い。

    例えば鉄道の話でも、歴史でも良いかもしれない。

    大事なことは読む文章量を多くすることです。ぜひ実践してください。

    前半の中心は算数と理科ー新年度の計画を立てる4(6年生)

    理科は、算数で比を習うまで、生物と地学の範囲が続きます。

    しかし、いったん理科計算が続くと、これまたずっと理科計算になる。

    これは残念ながら仕方がないのです。で、前半に理科の知識部分をやっても、結構忘れる。

    だから6年生の前半は算数と理科の計算範囲を中心に組み立てます。

    社会もまあ、一応やるのだけれど、そこまで時間をかけて覚える必要はない。

    社会は覚えないと点数がとれませんが、逆に覚えれば確実に点数になる。

    だから、どちらかと言えば後半の追い込みに、使いたいのです。

    あと5点、10点というところを、知識でカバーできれば、それはプラスになる。

    逆に前半は考える力をつけるようにしていくことが大事です。

    すべてのパターンを網羅するような勉強の仕方をしてはいけません。

    パターンになると、パターンを崩す問題が出てくる。

    だから、じっくりその問題を分析できるような力が必要で、そのためには、自分で考えないといけない。

    邦学館 算数オンライン塾で,日々の演習をやるのも良い方法です。

    大事なことは、やり方にとらわれず、自由な発想をしていくこと。

    例えば速さで何でもグラフを描けば良い、ということにはならない。

    だからといって、グラフを描かないのはもっと問題なので、そういうことが自在にできるようにしていくことが必要です。その鍛錬をなるべく前半にしておきたい。

    夏休みまでがひとつの区切りになるので、時間をかけましょう。

    その代わり、社会はちょっと後退でも良いでしょう。

    やり直しの時間ー新年度の計画を立てる4(5年生) 

    一度問題を解いてから、WEBワークスで答え合わせをすると、当然間違えた問題が出てきます。

    これが最良の教材。

    なぜ、間違えたのか。ミスをしたのか、それともまだよく解く方がわかっていなかったのか。

    そういう内容を吟味して、もう一度やり直す。

    本人が解き方を納得できれば良いが、そこまでにもある程度時間がかかるのです。

    だから、その復習まで含めた時間が勉強時間でなければいけない。

    同じ日ですべてができるというわけではありませんから、やり直しは別の日にスケジュールしても良いでしょう。

    近年の塾の教材は量が多すぎで、復習までジックリやる、ということがなかなか難しくなっています。

    その点WEBワークスはある程度まで、問題を絞り込んであるので、WEBワークスの問題ができればまずOKと考えて良い。

    だから、手を広げるのではなく、確実に理解を進めてください。

    ていねいに、ていねいに

    といっても、急ぐのが受験生です。

    しかし、その中でも、やはりていねいに解いていくことが大事。

    字もなるべくていねいに書き、問題もなるべくていねいに読む。

    そうすると、これまで培った力がちゃんと答えを教えてくれます。

    自分の力を信じて、がんばりましょう。

    算数の過去問はいつから?ー新年度の計画を立てる3(6年生)

    3月から、過去問をスタートさせ、国語からまず始めようというお話をしました。

    で、算数は?

    私はゴールデンウィーク前後からのスタートが良いかと思っていますが、もちろんそれよりも早くスタートしてもかまいません。

    目安としては、一通り基本は全部学んだ、というところからスタートすれば良いのです。

    ただ、基本しか学んでいないので、応用問題がスラスラ解ける、わけはありません。

    でも、考えるのです。

    そして、わからなければ解説を読む。え、こうやって解くの?

    もしかすると、解説を読んでもわからないかもしれない。そういうときはWEBワークスの「先生に質問」を使って聞いてください。

    大事なことは、理解することです。解き上げることではありません。

    だから、時間も計らない。だいたい試験のようにして時間を計ると、やらない問題が出てしまいます。それは何も意味がない。

    解かないのですから、できるわけがないのです。

    過去問を時間を計ってやるのは2回目以降です。え、じゃあ、何回やるの?

    できたら3回はやりたいと思っています。1回目はフルに研究。2回目は時間を計ってやってみる。そして3回目は直前でも構わないから、「合格点を取る」という練習をするのです。

    そうやって、過去問で全部合格点が取れるようになれば、かなり力が付いてきています。

    ただ、例えば3校の過去問を10年分、3回繰り返すと、4教科で、4×10×3×3=360教科やることになるのです。1日に1教科でぎりぎり1年。だから早くやることが必要なのです。

    良く塾では「そんなに早くやっても解けないから自信をなくす」というような言い方をしますが、一問一問勉強するのは、塾のテキストと同じこと。それをやって自信なくしますか?

    時期的なものも按分して、しっかり計画を立てておかないと、秋に忙しくなり、まったく終わらないということになってしまいます。

    これからは学校別対策の深度が必要になるので、しっかり取り組みましょう。