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やり直しの時間ー新年度の計画を立てる4(5年生) 

一度問題を解いてから、WEBワークスで答え合わせをすると、当然間違えた問題が出てきます。

これが最良の教材。

なぜ、間違えたのか。ミスをしたのか、それともまだよく解く方がわかっていなかったのか。

そういう内容を吟味して、もう一度やり直す。

本人が解き方を納得できれば良いが、そこまでにもある程度時間がかかるのです。

だから、その復習まで含めた時間が勉強時間でなければいけない。

同じ日ですべてができるというわけではありませんから、やり直しは別の日にスケジュールしても良いでしょう。

近年の塾の教材は量が多すぎで、復習までジックリやる、ということがなかなか難しくなっています。

その点WEBワークスはある程度まで、問題を絞り込んであるので、WEBワークスの問題ができればまずOKと考えて良い。

だから、手を広げるのではなく、確実に理解を進めてください。

ていねいに、ていねいに

といっても、急ぐのが受験生です。

しかし、その中でも、やはりていねいに解いていくことが大事。

字もなるべくていねいに書き、問題もなるべくていねいに読む。

そうすると、これまで培った力がちゃんと答えを教えてくれます。

自分の力を信じて、がんばりましょう。

算数の過去問はいつから?ー新年度の計画を立てる3(6年生)

3月から、過去問をスタートさせ、国語からまず始めようというお話をしました。

で、算数は?

私はゴールデンウィーク前後からのスタートが良いかと思っていますが、もちろんそれよりも早くスタートしてもかまいません。

目安としては、一通り基本は全部学んだ、というところからスタートすれば良いのです。

ただ、基本しか学んでいないので、応用問題がスラスラ解ける、わけはありません。

でも、考えるのです。

そして、わからなければ解説を読む。え、こうやって解くの?

もしかすると、解説を読んでもわからないかもしれない。そういうときはWEBワークスの「先生に質問」を使って聞いてください。

大事なことは、理解することです。解き上げることではありません。

だから、時間も計らない。だいたい試験のようにして時間を計ると、やらない問題が出てしまいます。それは何も意味がない。

解かないのですから、できるわけがないのです。

過去問を時間を計ってやるのは2回目以降です。え、じゃあ、何回やるの?

できたら3回はやりたいと思っています。1回目はフルに研究。2回目は時間を計ってやってみる。そして3回目は直前でも構わないから、「合格点を取る」という練習をするのです。

そうやって、過去問で全部合格点が取れるようになれば、かなり力が付いてきています。

ただ、例えば3校の過去問を10年分、3回繰り返すと、4教科で、4×10×3×3=360教科やることになるのです。1日に1教科でぎりぎり1年。だから早くやることが必要なのです。

良く塾では「そんなに早くやっても解けないから自信をなくす」というような言い方をしますが、一問一問勉強するのは、塾のテキストと同じこと。それをやって自信なくしますか?

時期的なものも按分して、しっかり計画を立てておかないと、秋に忙しくなり、まったく終わらないということになってしまいます。

これからは学校別対策の深度が必要になるので、しっかり取り組みましょう。

どのくらい時間がかかるのかー新年度の計画を立てる3(5年生) 

今週やるべき内容を決めても、実際に終わらないというケースもあります。

まず5年生は基礎に徹する、と考えて自分でマスターできることを中心に勉強を組み立てるべきです。

例えば応用問題を前に、ウンウン考えても、なかなか先に進まない場合は、それはまだ今やるべき問題ではない、と考えた方が良いのです。

WEBワークスの算数は、まず例題と類題から始まります。

例題は、その週の内容についての勉強で、これは自分で解くのではなく、先生の動画を観ることからスタートします。

動画ですから、繰り返して見ても良いでしょう。

で、納得したら、類題をやる。

類題は、例題の数字変えです。つまり同じパターンを数字を変えて解く。

これができれば、例題の解き方はわかった、ということになるし、できなければもう一度動画を観ても良いでしょう。

簡単に進めば、それはそれで良いし、時間がかかれば、それは時間をかけるべきです

集団授業でやると、ひとつのペースに引っ張られるため、わからないことだらけになってしまう場合もあります。

だから、自分のペースでしっかりわかることが大事。わからなければいけないことは、目の前にあるのだから、それをやりきれば良いのです。

そして、基本チェック問題、確認練習問題と進んで行く。

どこまで行かなければいけないか、というのはそれぞれですが、ひとつの目安は何とか基本チェックまで行ってもらいたい

そこまで行けば、今週の内容を理解できたということになるからです。

ここで大事なのは「終わる」ではなく「理解できた」ということ。終わっても「できていない」ことは多いので、ここをしっかり積み重ねてください。

で、その結果、1週間にどのくらいのことができるのかを、はかって、それを1週間の計画に反映させます。

ただ、子どもたちにもいろいろ都合があるので、意見を聞きながらスケジュールは作ってください

過去問の順番ー新年度の計画を立てる2(6年生)

過去問をいつから始めるか、は塾によっていろいろです。

一番多いのは、夏休み後半、一応、復習というカリキュラムが終わってから、ということなのですが、これはひと通り全範囲を勉強することを前提にしています。

しかし、学校によって出ない範囲はたくさんある。

だから、やはり取捨選択をして、早くから始めた方が良い、のです。

フリーダムは3月からスタートします。

そして順番は国語→算数→理科→社会。

社会は本当に後半になってからでも良いでしょう。実際に知識を覚えていないと、できないし、何を覚えるのか戦略も必要。さらに忘れることを考えると、早くからやっても時間がもったいない。

逆に国語は、他の学校の出題をやるぐらいなら、志望校の対策を進めた方が効率が良いでしょう。

国語も出題形式に差があり、全問記述というところもあれば、選択式と記述式、さらに書き抜きを合わせた形式もある。

近年、採録される文章が長くなってきており、それなりに早く読める必要がありますが、これもまた練習を積み重ねないとなかなか解決しない。

だから国語が一番最初、になるわけです。

どのように過去問を進めていくか、年間を通しての計画を立てていきましょう。

先に進みたいー新年度の計画を立てる2(5年生) 

5年生のWEBワークスは前半、割とスイスイ進むようにできています。

というのも、ここであまり躓かない方が良いから。これならできる、と子どもたちに思ってもらいたいからです。

だから、次の週のカリキュラムに進みたいと思ったら、それはまったく構いません。

ただ、やがてだんだん難しくなってくる。

これは当然のことですから、そこで時間をかけられるようにすれば良いのです。

塾と違い、まとめのテストのカリキュラムは入っていますが、日時は決められていない。

本人がやったところで、テストを送ってもらい、採点と進みますから、自分のペースでテストを出せる。

半年以上遅れた猛者もいましたが、しかし、ちゃんと上位校に合格しているので、別に理解が進むペースはいろいろで良いと思うのです。

逆に力がついてきて、いったん停滞したものの、先に進むということだってある。

だから計画はつねに修正できるようにしてください。

学校別傾向を調べるー新年度の計画を立てる1(6年生) 

フリーダムオンラインは、最初の1年間で基礎を固め、2年目に学校別対策をスタートさせ、応用力を鍛えていきます。

中学受験は、それぞれの学校が問題を作る独自入試ですから、出題傾向や形式に大いに違いがあります。

例えば算数で見ると、すべて答えのみで解答する形式、数問を記述で答える形式、全問を記述で答える形式と3つのパターンに分かれます。

全問が答えのみ、というのは、割と数が多いのですが、これは採点後すぐに合格発表をしたいという思惑があるからです。逆に全問を記述で答えるというのは、やはり受験生の答案をじっくり見ますから、即日の合格発表はほぼできません。が、その分、部分採点があるので、できなくても結構点数が取れている場合もあるのです。

数問を記述で答える場合でも、採点には2つの方式があります。

1つは全問記述と同じように、解答を丹念に読み解くという方法と、答えが合っていたら○、間違っていたら記述を見て拾える部分があるかを確認する方法とに分かれます。

基本的には採点速度の関係から後者が選択される学校が多いのですが、しかし、これらの出題形式へ対応するためには、やり方は当然変わってきます。

答えだけの学校でも、式を書いて問題を解き進める方が確実性が高いのですが、しかし、式は自分が分かれば良い。筆算にしても人に見せる必要はなく、自分が確認出来れば良いのです。

一方全問記述の場合は、やはり解き方を説明するスタンスは必要なので、これは書き方の練習からスタートさせないといけないところがあります。

だから、志望校によって対策はまるっきり違うのです。

ですから、まずは学校別の出題傾向を調べるところからスタートするべきです。

できれば、お父さん、お母さんが志望校の過去問をまず解いてみる、と良いでしょう。できる、できないは問題でなく、こういう問題ができるようになるにはどうすればいいか、を考える必要があるのです。

いろいろな塾の情報紙やサイトで各校の出題分析がありますが、やはり解いてみるのが一番。問題用紙や解答用紙をみながら、どうやって合格点をとればいいか、という戦略を練らないといけません。

少なくとも第一志望から第三志望までは、出題傾向をまず調べるところからスタートしましょう。

成績が上がったら考える、はダメです。

あくまで狙う。ここに合格させたいから中学受験をするんだ、ぐらいの気持ちで、まずは戦略を考えましょう。

受験勉強は切りがないー新年度の計画を立てる1(5年生) 

新年度の開講が近づいてきました。

新たに新5年生を迎えるにあたり、まずはしっかり週間スケジュールを組みましょう。

ただ、受験勉強は切りがありません。足そうと思えばいくらでも足せる。しかし、当然のことながら終わらない。子どもも親もスケジュールに追われてクタクタになってしまう姿をこれまでも多く見てきました。

なので、フリーダムを作るときに、WEBワークスにあるものがすべて終われば、もうその週はやることがない、ようにしようと考えました。

子どもたちにとって、勉強以外にもやらなければいけないことがたくさんあります。

友だちと遊ぶのも大事だし、体を動かすのも大事。本を読むのも大事だし、ゲームをするのだって大事です。

だから切りを作らなければ、いけないと思いました。

なのでWEBワークスに出ていることをすべてやったら、もうおしまい、で良いのです。

それ以上足すことは計算だけです。

だから、その計画を立てましょう。

何曜日に何をやるか。何をどこまでやるかも、大事です。

例えば問題には基本チェックと確認練習問題があります。確認練習問題は分野によっては、やや難しい問題も含まれています。だから、まずは基本チェックだけをやる、でもOKなのです。

私が指導していても、基本チェックだけやって、あとは手を出せるテーマと手を出せないテーマで切り分けています。これはお子さんが実際に問題を解いてみればわかるでしょう。確認練習問題までスイスイ進んでしまう子も当然、います。

そこで親は考える。もっと難しいことをやらせないといけないのではないか?

そうではありません。その子は今週よくがんばったので、他のことをやる時間を得たのです。それはご褒美ですから、ちゃんと子どもたちが手にしなければならないのです。

WEBワークスで何をやるかを決める。それを何曜日にどの位の時間をかけてやる。そしてそれを親はどうチェックするかも考えましょう。一緒にやれればいいですが、お父さん、お母さんも忙しい。

もしかして時間がなければ、WEBワークスのタイムラインなり、達成度を見る、でチェックすれば良いのです。

子どもたちが自分で入力するコツとしては、タブレットのフリック入力が簡単でしょう。フリック入力は結構小学生がこなしてくれるので、これで大分楽になったところはありますから、ぜひ試してみてください。

計算の工夫

例えばこんな問題が入学試験の冒頭に出てくると、まずはカリカリと2.88×7.43を始めてしまいがち。

(2.88×7.43+2.57×1.44÷0.5)÷\frac{A}{B}=1.2×56

しかし、ちょっと一呼吸おいて、全体を見てみると、1.44÷0.5が目に入る。そうこれは2.88だから
与式=2.88×10=28.8となるわけで、(しかも7.43+2.57=10だなあと感じられたら、計算は一度止まるかもしれませんが)
そうなると28.8÷1.2=24だから
24÷\frac{A}{B}=56で
\frac{A}{B}\frac{24}{56}\frac{3}{7}となるのです。

まあ、すべてこううまくいくわけではないが、やはりちょっと止まって全体を見てみる、というのは 大事な所作といえるでしょう。

ここまでうまくいかなくとも、段取りを決めてからスタートする、というのは大事で、だから、まず一呼吸置くことからスタートしてください。

計算練習

最終的に、計算練習というのは、分数・小数混合算ができなければいけません。

だから、そこまでに九九があり、小数点の扱いがあり、通分や約分の練習をしないといけない。

で、これは、割と早く進められることではあるので、どんどん先に進むのが良いのです。

公文も学年のしばりは特に感じずにどんどん進めるでしょう。

最終的に、小数・分数の混合算に進められて、練習が出来れば良い。

ただ、毎日20題も30題もというわけにはいかないから、1日3題の練習をお勧めしており、それに合致するのが、日能研の問題集なのです。

マスター1095題 一行計算問題集 5年 (マスター1095題一行計算問題集)

もっと下の学年からもありますから、現状の力に合わせてスタートしていけば良いでしょう。

そして次の6年生に進められれば、すでに中学受験の問題を練習していくことになります。

マスター1095題 一行計算問題集 6年 (マスター1095題一行計算問題集シリーズ) 単行本

練習はやはり大事で、こういう問題がスイスイできるようになってくれば、当然他の問題も解きやすくなる。

計算練習は早めに進めておきましょう。