なぜ塾の課題は終わらない?

5年生も、6年生もこの時期たくさんの課題が与えられているでしょう。

6年生は、塾の回数自体が多いので、家で勉強できる時間があまり多くはない。

日曜日も、模擬試験が入ったりするから、そんなに自由な時間は多くなくなっています。

でも、それでも課題を出す。

基本的に、塾は終わらないことは百も承知で、出しています。

なぜか?

自由な時間を創らせないためです。それは他塾に移動する可能性が出てくると思っているから。

暇な時間を創らせないために出す。

なので、まあ、終わらせることは考えなくても良いのです。

でも終わらないといけない、と思わせられてるところはあるわけで、こういうところも塾のいけない所でしょう。

塾の組み分けは上がりにくい

校舎によって、クラス数にも違いはありますが、やはり同じ校舎での組み分けは、クラスを上げにくい。

これは組み分けというのが、その校舎での相対的な位置を決めるものだから、であって、校舎によって当然レベル差がある。

上位の子が集まりやすい校舎では、さらに上がりにくい状況が生まれるので、そうなるとなかなかモチベーションは維持しにくい。

本来はカリキュラムテストですから、そのカリキュラムがどのくらいわかったかを確認すればいいだけのことなのですが、ここに相対的な競争を持ち込むから、ロークラスの子のモチベーションは上がりにくくなる。

ロークラスが続けば、必然「まあ、どうせここだから」みたいな感覚が出てくるので、これは子どもたちの前向きなモチベーションを作るのにはマイナスです。

相対的な地位は上がるに越したことはないが、じゃあ、上位にいれば必ず志望校に入れるか、というとこれも微妙で、それぞれの学校の対策の仕方によっては結果は当然変わります。

だから、特に後半戦はあまり相対的な位置を気にしなくてもすむ環境にしておいた方が、子どもたちのモチベーションは上がりやすいでしょう。

例えば過去問ができた、という経験だけでも、大分気持ちは変わってきます。

2024年フリーダムオンラインの入会案内

2024年度、フリーダムオンラインの入会案内を更新されました。

新年度より、フリーダムオンラインの個別ワークスは、1対1のみの指導となります。さらに充実した指導を目指して参ります。詳しくは以下の入会案内をご覧ください。

なお、新年度の学習の進め方については、今後本ブログにて説明をしていきます。

WEB学習とオンライン個別の新しい融合策ができましたので、ご紹介していきます。

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競争させるからできるようになる?

多くの塾では組分けがあり、子どもたちを競争させます。

順位や得点は本来は個人情報になるのだけれど、座席の位置ということで、明確に順番だけはわかるようになっているところも多い。

だから、クラス落ちしたりすると、子どもたちのストレスはなかなかのものになる。

小学校までとどろく、と思いがちだからです。

で、別に競争しなくても、ちゃんと勉強する子はできるようになっている。

ちゃんと勉強しない子は、成績が悪い。

だから、このシステムは勉強する子のものであって、勉強しない子が勉強するようにはならない。

ここを、みんな間違えているのです。

競争させないと、勉強しないわけではない。勉強する子はちゃんと勉強する。

勉強しない子は、競争させても勉強しない。違うモチベーションを作っていかないと、なかなか状況は打破できません。

お手伝いをする子に

お手伝い、してもらってますか?

お母さんが仕事から帰ってきて、夕飯の用意をする間、あるいはそれ前に、お母さんのお手伝いをする子がいます。

ご飯の準備をしたり、洗濯物を取り入れてたたんだり、掃除をしたり、いろいろ。

でも、そんな時間、勉強してくれたら、と思われるかもしれませんが、いえいえ、そういうことはちゃんと後に役に立つ。

お母さんから頼まれたことをちゃんとやってくれる子は、なに、自分で勉強することもきちんとできるし、先先の勉強もしっかりやるからあまり心配をする必要がありません。

問題はその逆な子。

お母さんの支度が遅いとブチブチ文句を言うくせに、その間自分で勉強していることはない。

何かを頼まれれば「え、僕がやるの」とふくれっ面をしているし。

まあ、そういう子は、やはり甘やかされて育ってきたところがあるのです。してもらうことになれてしまい、それが当たり前になると、自分でやる、ということからは縁遠くなる。

してもらえないと不満になり、なかなか自分でやろうとしなくなる。

本当は受験勉強を始める前に、ちゃんとお手伝いができる子にしておくと良いのです。それなりに家で子どもが果たす役割をしっかり持たせていることが大事。

お手伝いをする子には、親も当然感謝するし、ありがとうと言われてうれしくない子どもはいません。ただしてあげるだけの存在にしてはいけません。

ごほうび、あげる?、あげない?

子どもが勉強するにあたってごほうびをどうするか、というのは結構良く悩まれるポイントのようです。

勉強するのは当たり前なので、ものでつっていいのか?というジレンマが出てくるわけですが、そんなことに気を遣う必要はありません。

ご褒美というのは、ほめることと一緒なのです。

昔、軍隊では若い青年将校が何か功績を残すと、幹部が正装で迎え、勲章を渡しました。今でも勲章があるわけですが、これはすべてご褒美です。

そしてご褒美というのは相手を認めることです。だからご褒美を物で釣る、とすり替えてはいけないのです。

ただし、ご褒美はあくまで本人の努力に対して考えるべきです。

偏差値が上がった、クラスが上がったで、ご褒美を出してはいけません。結果ではなく過程に対してご褒美をあげる。

2ヶ月間、漢字の練習を続けたら、ご褒美。計算テストを毎日3問ずつ100日間がんばったらご褒美をあげて良いのです。

偉かったね、というより、ご褒美をあげた方がよほど子どもたちはほめられた感じがするでしょう。高価なものをあげる必要もありません。でも、ちょっとしたものでも、子どもたちにはうれしいのです。

公立は駄目なの?

ここまで中学受験が過熱すると、公立に行かせるのはあまり良くないように思われるかもしれません。

首都圏では中学受験をする子が多くなりましたが、それでも20%までは行かない。全国的にみると、ナンバーワンスクールが公立高校というところはいくらでもある。

だから、別に公立がだめではありません。

これは家庭が考えて選択することだし、私立は当然お金がかかる。

別に今は高校まで公立だと、そこまでお金がかかるわけではないから、別にじっくり構えても良いのです。

何かもう、それをしないと、遅れてしまっているような気持にさせられることが、まさに塾の戦略でもあるので、その辺は落ち着いてしっかり考えていきましょう。

説明文をどう読ませる?

物語文は図書館に行っても割と選びやすいし、子どもの読みやすい本が並んでいます。

しかし、説明文や論説文というのを4年生から読む機会はあまりないでしょう。といって、図書館のどこに行けば良いのかわからないところもある。

一番簡単なのは歴史についての本を読むことです。これは小学生コーナーにもまとまっているところがある。それから生物や石のはなしも面白い。地形の話を読んでみてもいいかもしれない。こういう読書は実は後から、中学受験の勉強にプラスになるところがある。

地理を習うのなら、旅行ガイドはどうだろう、と読ませてみたところが、いろいろ知識が豊富になった、という子もいました。歴史と地理を一緒に習うところもあるでしょう。

まずはテキストのようにならず、好き勝手にいろいろ読んでみる、というのでいいのです。

あ、これは面白くないや、と思ったら途中でやめていい。

本人が面白い、と思ったり興味を持てる本だけ読めば十分ですから、物語文以外にも手を伸ばしてください。

志望校選びは、とても重要

たとえ偏差値が高くても、子どもの性格に合わない学校に入れてしまうと、困ったことになります。

例えばある宗教法人の作った学校に入った男の子。その学校自体は全体としてそう管理がきつい、というわけではなかったように思いますが、どうも担任以下いろいろな先生に目をつけられたところがあり、途中から学校に行くのがいやになった。

で、結局高校進学の推薦ももらえず、途中で公立中学に戻ることとなりました。

しかし管理型が性格に合わない子、ばかりではない。むしろそう管理してもらった方が良い、という子もいる。

体育会系というか、運動部が強い学校というのは、附属校にしろ進学校にしろ、そこでいろいろまたもめることがある。それが元で退校した子もいるが、その指導が縁で全日本クラスに進んだ子もいる。

なので、まあ、本当のところ、それぞれの子にとって何が良いのか、まったく分かれる部分があるのです。なので、しっかり親が考えておかなければいけない。

また、合わない、とわかったら折角入っても本人のためにならなにことが多いので、次の道を探ることが大事だろうと思います。

せっかく入っても本人がいやなものを続けるわけにはいかない。ここはガマンしなさい、では上手くいかないところであって、親が子どもを信頼していないといけないところなのです。

中学受験は、より良い教育環境を子どもに用意するためにやることなので、具体的に何が子どもにとって良いのか、何が必要なのかを具体的に考えて行く必要がある。

まずはそこを整理してから、中学受験を始めても良いのではないでしょうか。

量より中身

子どもたちがやっている勉強はなかなか量があります。

しかし、その量が多いがために、いい加減になっているところもあるのです。

例えば、小数・分数の混合計算が20題出されたとしたら、これは誰もがやるのはいやだなあ、と思うのです。

面倒だ、大変そう、そういう印象がまず絶対に起きる。だから、それを1題1題ていねいにやろうとは思わなくなる。どんどんやらないと終わらない。さっさと終わらせようと思うから、最後まあ、正解じゃなくてもいいや、というような気分になってしまうかもしれません。

同様に、何でもすぐ答えるという子も、そう仕向けられているところがある。「速く答える」ように仕向けられると、速さが優先されるわけだから中身はどうでも良くなってしまう。

そういうことを小学校3・4年生ぐらいからやってしまうと、「良く考えない」子が出てくる。わからなくてもいいから、とにかく答えを出す、みたいな感じ。

したがって成績は悪いし、こういう子が入試で合格するわけがない。

まずは出来る量を絞って、確実に正解になるように考えるくせをつけないといけない。

絶対に合格する子、というのは「やった問題は間違えない」子なのです。しかし、たくさん、速くやる子は「やった問題を間違える」から合格しにくくなる。

多少時間がかかってもいいから、ちゃんと正解にたどり着いていくように勉強の質を変えないと、いつまでたっても状況は変わりません。